2018/02/27
スガ シカオが、1997年2月26日の1stシングル「ヒットチャートをかけぬけろ」でメジャーデビューしてから21周年にあたる2018年2月26日、【SUGA SHIKAO Hitori Sugar 2018】を東京・中野サンプラザで開催した。
昨年、スガ シカオはデビュー20周年イヤーの集大成となるイベント【スガフェス!】をさいたまスーパーアリーナと大阪城ホールにて開催。両日ともにスガでしか成しえない豪華ラインナップの出演者が集結し、大盛況のうちに幕を閉じた。そのほかにも数々の周年企画を展開してきたが、そんな周年を終えスタートした【Hitori Sugar】はスガが一人で舞台に立ち、ギター1本で弾き語ることをコンセプトにしたライブシリーズ。ちょうど折り返しとなる2月26日の中野サンプラザ公演は、アコギをかき鳴らしながら「ハロー! 東京ーー!」というスガの第一声から始まった。
デビュー21年目最初の東京公演1曲目はデビュー曲「ヒットチャートをかけぬけろ」。さらに「アシンメトリー」「愛について」と人気のある楽曲が次々披露されていく。「愛について」の前には、MCでこう話したスガ。「デビューする前にサラリーマンをやっていて、毎日毎日スーツ着てすげー働かされてさ。いつも遅刻してたんだけど(笑)。4年半勤めたのかな。どうしても音楽をやりたくて、絶対にやりたくて、会社にウソをついて辞めたんだよね。その時点でデビューどころか、コンテストに引っかかったこともなかったから、何にもない状態だったんだけど、それでも絶対音楽でメシを食っていくんだって決めた。「愛について」はその頃に作った曲で、ちゃんと曲として完成させたものとしては人生で2番目にできた曲です」
ギタレレに持ち替えて披露した「斜陽」、そして「Progress」を始めとしたkokuaの楽曲へとつづき、スガがステージにスペシャルゲストを呼び込んだ。ストラトキャスターを提げて現れたのは、親交の深いギタリストの田中義人。大病を患って、このステージが復帰一発目ということで、会場からは大きな歓声と拍手に包まれた。「おれも事務所を辞めたりしていろいろあって、もちろん義人も大変な経験をして、お互いここまで来て。復活した義人とこの曲をここでやるというのは本当に意味のあることだと思う」と、始まったのは「アストライド」。“何度だって やり直せばいい”--言葉がメロディーに乗って二人を照らし、「海賊と黒い海」のギターソロでは、ジャムセッションのようなやりとりが繰り広げられた。
ライブも終盤。「夜空ノムコウ」「真夜中の虹」につづいて披露されたのは、新曲「トワイライト★トワイライト」。ドライな打ち込みサウンドに、アコギによる隙間のあるフレーズが絡み合う、まさにスガシカオ・サウンド直球の楽曲は、サビに向かってどんどん色がついていくようにカラフルになり、最新モードのポップスへと変貌を遂げた。ラストは「19才」で、観客が総立ちになって一緒に歌った。
なお、ツアー初日のクラブチッタ川崎、二日目のSOUND SHOWER ark静岡の公演の音源を収録した公式海賊盤CDが、オフィシャルオンラインショップ限定で発売スタート。ツアーはこの後、ファイナル公演となる4月19日大阪・なんばハッチまで続いていく。
PHOTO:AZUSA TAKADA
◎リリース情報
スガ シカオ
公式海賊版CD 『LIVE BOOTLEG 3 Hitori Sugar Tour 2018』
NCS-921 / 1,296円(tax out.)
スガ シカオ OFFICIAL GOODS ONLINE SHOP限定で販売中
URL:https://fan-goods.jp/sugashikao/
※在庫終了次第、予告なく販売は終了致しますのでご注意ください。
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