2018/02/16 11:00
映画『グレイテスト・ショーマン』で、【アカデミー賞】と【ゴールデングローブ賞】の2年連続W受賞へ王手がかかっているベンジ・パセックとジャスティン・ポールが手掛けた楽曲についてキャストとスタッフが語る特別映像が公開された。
19世紀半ばのアメリカでショービジネスの原点を築いた伝説の興行師P.T.バーナム(ヒュー・ジャックマン)のドラマティックなサクセスストーリーを彩るのは、全9曲のミュージカル・ナンバーだ。これらを手掛けたのは、『ラ・ラ・ランド』で昨年の【アカデミー賞】と【ゴールデングローブ賞】の主題歌賞W受賞に輝いたベンジ・パセックとジャスティン・ポールだ。二人は【トニー賞】を受賞したブロードウェイ・ミュージカル『ディア・エヴァン・ハンソン』の音楽も手掛け、超売れっ子コンビとして名を馳せているが、製作チームが二人にオファーをした時、彼らはまだ無名の新人だった。『ドリームガールズ』などでオスカーノミネート経験を持つプロデューサーのローレンス・マークは「ベンジとジャスティンは、ロックとポップ、現代のブロードウェイ・サウンドを組み合わせるというめったにない才能を見せた。映画の核心をつき、感情的な高ぶる気持ちと、沈んだ感情をとらえている」と絶賛する。
ベンジは「ミュージカル・ナンバーを完成させるにはほぼ3年かかった。歌を削ったし、新しい歌を付け足した」と苦労を明かす。曲が出来上がり、配役が決定すると、ベンジとジャスティンは、ブロードウェイの舞台公演のようなリハーサルを始めた。「キャストは1度に3時間歌い続け、最高のパフォーマンスの中でもベストなものを手にすること、それにスクリーンにあふれるよう見事なエネルギーを伝えることを目標としていた」とベンジの言葉を裏付けるように、熱のこもったリハーサルシーンが映像で映し出される。マイケル・グレイシー監督は「僕がこの映画で最も誇りに感じていることの1つは音楽だ。頭に残る音楽なんだ。もし彼らがやった仕事じゃなかったら、この映画はなかったね」と本作完成には彼らの音楽が必要不可欠であると明かす。
ベンジは「バーナムは時代の寵児だ。生きた音楽でないとね」と、バーナムの精神が音楽にも反映されていることを明かす。バーナムを演じたヒュー・ジャックマンはベンジとジャスティンが作り出した音楽について「素晴らしいミュージカルとは、素晴らしい音楽のことだ。登場人物たちが先へ進み、成長していると感じるからこそ、人はそれぞれ曲に感情移入できる。この映画は人生について、もっと楽しい気持ちにさせる上で、完璧な作品だ」と絶賛。それを証明するかのように、本作のサウンドトラックは英アルバム・チャートで5週連続1位を獲得し、劇中歌「ディス・イズ・ミー」は【アカデミー賞】主題歌賞にノミネートされている。『ラ・ラ・ランド』に続き、オスカーと【ゴールデングローブ賞】の主題歌賞の2年連続受賞になるか注目だ。
◎映画『グレイテスト・ショーマン』Greatest Soundtrack映像
https://youtu.be/YLQLqdO_eYo
◎公開情報
『グレイテスト・ショーマン』
2018年2月16日(金)より、公開中
監督:マイケル・グレイシー
出演:ヒュー・ジャックマン、ミシェル・ウィリアムズ、ザック・エフロンほか
配給:20世紀フォックス映画
(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
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