2018/01/18 16:40
ファンク・レジェンド、ジョージ・クリントン率いるパーラメントが実に38年ぶりのニュー・シングル「I’m Gon Make U Sick O’Me feat. Scarface」をリリースした。ドクター・フィール・グッドという医者のキャラを演じているクリントンが、“モア・ファンク・フォー・ユア・アス”(お前のケツにもっとファンクを)という魅惑的な解毒剤を提案。その言葉通り、モーグのシンセベース、デジタル・ハンドクラップ、そしてバンドのトレードマークであるホーン・セクションによるブレイクダウンがゴリゴリのファンク・チューンを作り上げている。
クリントンにとってはケンドリック・ラマーとアイス・キューブをゲストに迎えたファンカデリックによる2016年のシングル「Ain’t That Funkin’ Kinda Hard On You」と、2014年のアルバム『First Ya Gotta Shake the Gate』に続く、数少ない21世紀のリリースだ。
このシングルのプロモーションの為、Redditで“AMA”(Ask Me Anything、「○○だけど質問ある?」)セッションを行ったクリントンは、発売間近のパーラメントのニュー・アルバム『メディケイド・フロード・ドッグ』(医療保険詐欺犬)について語った。「次はパーラメントの番だ」と話した彼は、好みのドラッグ(“the chronic”)、聴いている最近のアーティスト(フライング・ロータス、カーディ・B、そして”アトランタから生まれてるああいうの全部”)、そして彼の真の故郷(“ドッグスターとして知られているシリウス星”)についてファンの質問に答えた。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズの1985年のアルバム『フリーキー・スタイル』をプロデュースした時の思い出を聞かれた彼は、「奴らが履いてた靴下が大きすぎたのを覚えてる。(セサミストリートの)スナッフィーのジョックストラップを買ってやらなきゃならなかったんだ」と答えている。
彼はまた、ブーツィー・コリンズとUFOを目撃した時のことを明かしている。「トロントに向かって運転していた時にUFOに遭遇した。車の前で点滅する光が地面に当たった。3、4分後にまた2回ほど道に当たるのを見た。するとその光が車に当たり、それが体温計の水銀のような液状に変わり、丸まって車から転がり落ちた。俺らが通り過ぎると街灯がゆっくりと消えていった。振り返ると真っ暗だった。ブーツィーは怖がってなかったよ、何が起きているのか俺が分かってるって思ってたんだ。国境を越えたばかりだったから二人ともラリってなかったし。しばらくして帰宅して家の中に入ったら娘に、“まるで幽霊でも見たみたい!”って言われた。後になるまで考えもしなかったんだ、何故日中に光なんて見えていたのかって。ブーツィーに電話して時間を確認した。あの日俺たちは随分時間をロスしたんだけど、後になってようやく気付いたんだ」と彼は奇妙な体験談を披露している。
そして、パフォーマンスの際に見た一番突拍子もないことについて聞かれた彼は、「オクラホマ州ノーマン、1978年。オーバーオールを着た女子がステージに上がってきた。彼女は足首までズボンを下ろし、振り返り、マリファナを尻に差し込んだ。そして煙で輪っかを3つ作ったんだ。俺らは笑い過ぎてステージを終えることができなかった。3、4回続けようとしたし、一旦休憩まで挟んでみたけど、みんな笑いが止まらなかったんだよ」という爆笑エピソードを明かした。
◎「I’m Gon Make U Sick O’Me feat. Scarface」音源
https://itunes.apple.com/jp/album/im-gon-make-u-sick-ome-feat-scarface/1332295532?i=1332295539
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