2017/12/18
故2パック(トゥパック・シャクール)が1996年にラスベガスで銃殺された際の凶器とみられていた拳銃が行方不明になっていることが分かった。TMZによると、この拳銃が紛失されるまでの一連の経緯が記された書類を、A&EのTVシリーズ『Who Killed Tupac?』のプロデューサーが発見したとのことだ。
2パック殺害から2年後の1998年、コンプトン警察に匿名の市民から40口径のグロックが裏庭に落ちているとの通報があった。警察が現場を訪れて調書を取り、1998年5月30日に発見された遺失物としてこの拳銃の記録が残っている。
2000年にコンプトン警察を引き継いだロサンゼルス郡保安局がおよそ3,800丁の押収された銃器を受け取り、この中に2パックの事件で使用されたグロックも含まれていた。これらの銃器は全て輸送された。
2006年、ノトーリアス・B.I.G.の事件も操作していたT・ブレナン保安官代理が記録を綿密に調べ直したところ、拳銃が元々発見された住所が、2パックとの間に色々と問題があったクリップスのギャング・メンバーの自宅であることに気付いた。弾道検査を命じたブレナンは、この拳銃が2パックの殺害に使用されたグロックであることを突き止めた。ところが記録によると、この事件を担当していた連邦検事が、拳銃の発見が共謀者を警戒させる為、この銃をラスベガス警察へ輸送しないよう命じた。記録には残っていないものの、新たなギャング間抗争の勃発を恐れてのことだったとみられている。
2パックの兄は、弟の事件の重要な証拠品が適切に扱われていないことに失望していると話しているという。
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