2017/10/06
現地時間2017年10月3日、米ラスベガス、コロシアム・アット・シーザーズパレスでのレジデンシー公演を続行したセリーヌ・ディオンが、開演前にステージ上に現れ、10月1日の夜に起こった米史上最悪の銃乱射事件に向け心からのスピーチを送り、事件の犠牲者へ公演収益を寄付することを発表した。
「今までこんな風にカーテンの前に立って、ただ話し始めるという形でショーを始めたことはありません。しかし、今夜は全く違います。日曜日に起こった本当に悲惨な事件の後、ここにいる全員が同じような質問を自分自身に投げかけたのではないでしょうか。みなさんは、『あの悪夢から2日しか経っていないのに、火曜日の夜、私たちはセリーヌのショーを観に行っていいのだろうか?』という質問を、私自身は『自分のショーをすることができるのだろうか?悪夢からまだ2日だというのに、ショーをするべきなのだろうか?』と。どちらも難しい質問ですが、こうして今夜この場にいることは、正しい選択だったとみなさんに分かってもらいたいと思っています。私がこのショーを続行しようと思った理由は、ただ歌うということだけではないからです。このショーは被害を受けた方々への愛とサポートを表しています。日曜日、私たちは美しく罪のない多くの魂を失いました。そして、今もまだ多くの人々が苦しんでいます。しかし今夜、そのご家族には私たちがついているということ、悲惨な喪失に対して私たちは手助けをするということを伝えます。彼らは、たくさんの愛、精神的支援、そして経済的援助が必要になるはずです。私は、この会場にいるみなさんに代わって今夜の公演収益を犠牲者のご家族に寄付させて頂くことをここでみなさんにお知らせします。」
このセリーヌの表明に対し、会場にいた観客はスタンディング・オベーションを送った。
◎セリーヌ・ディオンによるスピーチ
https://youtu.be/51h1wxOzRxg
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