2017/08/20 16:00
2ndアルバム『chayTEA』を携えた全国ツアー【chayTEA Tour 2017】のファイナル公演を19日東京・人見記念講堂で開催した。
本ツアーは仙台、広島、福岡、名古屋、大阪をまわり、いよいよファイナルである東京・人見記念講堂での公演。会場に集まるファンを見ると、幅広いファンに愛されていることが分かる。女性ファンが多いかと思いきや、男性ファン、そして可愛い子供達の姿も。先行のグッズには長蛇の列が出来ていて、アルバムジャケット写真をモチーフにしたタオルを首から下げるファン、chayと同じコーディネートをしたファンたちが様々なアイテムを身に着け、今か今かとライブのスタートを待ちわびていた。
ライブがスタートすると、インスタグラム風の映像が投影され、今までの公演の写真が次々と写し出される。映像が進むにつれ今か今かと観客の手拍子が増えていき、会場のボルテージが高まっていく。そして、ステージに張られた幕が一気に下ろされ、chayが登場「恋のはじまりはいつも突然に」で幕を開けた。
ボリュームのある白いドレスにデニムシャツを羽織り、太いベルト、そして花冠をつけ、アコースティックギターを持って可愛らしく歌う姿に、会場の視線は釘付けになる。「chayTEAツアーへようこそー!!」と叫ぶと、続けて「運命のアイラブユー」を披露した。
「今日はファイナル! 全員で楽しもうね!!」と、とにかく楽しそうにギターを弾く姿が印象的だ。また荒井由実のカバー「12月の雨」を披露。これはプロデューサーに鈴木茂を迎えた事でも話題となった楽曲。アコースティックギターを軽快に弾きながら歌い、そのままアコギで「好きで好きで好きすぎて」を披露。手拍子は更に響き渡る。
花冠から、ベージュのハットに変え、「ちょっとウェスタン風に!」と笑うchayに「可愛いー!!」の声が上がる。バンドメンバーを紹介しながら、中央に集まったメンバーと演奏を始める。アルバム収録曲であり、初めて全編英語詞に挑戦した「Kiss me」を披露するが、ここではchayはバンジョーギターを奏でる。バンジョーから次はウクレレに持ち替え、こちらもアルバム収録曲「Be OK!」を楽しそうに歌っていた。
バンドメンバーがはけ、キーボードとchayだけになる。上に羽織っていたデニムを脱ぎ、また印象が変わって全身白いドレス姿で、「みんなの心に寄り添える曲になれば……」という想いを込めて作った楽曲「You」を熱唱。涙を浮かべるファンの姿があった。
そして、バンドメンバーのセッションが始めると一旦、chayがステージから姿を消す。
セッションが終ると、再びchayが登場。ポニーテール、黒のライダースを羽織り、赤いミニスカート、そしてスニーカーで登場したchayはいつもの印象とは違った。
ロック調の「Don't Let Me Down」のイントロでポニーテールを振りみだしながらエレキをかき鳴らし、勢いよく歌い上げると、ゆっくりと話出す。
「今年の10月でデビュー5周年を迎えます」と、ここまで音楽活動が続けられた事、そしてデビュー当時の路上ライブをやっていた頃の話を語り始め、当時19歳のころに自身で書いた「nineteen」という楽曲を披露した。
「最後の曲です!!」と、ヒット曲「あなたに恋をしてみました」を歌うと、会場全体で大合唱となり、大歓声の中、本編は幕を閉じた。
アンコールでは、デビュー前からあった曲で、未だCD音源になっていない「Together」を歌い上げ、最後に、「本当に今日はありがとう。私とって大事な曲を歌います。」と「それでしあわせ」を歌い上げた。あまりにも力強い歌声に、会場にはタオルで涙を拭う姿が見られ、chayの歌声に会場にいる全てのファンが聴き入った。そして、深いお辞儀で、ファンに感謝を伝え、割れんばかりの大きな拍手の中、ツアーの幕を閉じた。
MCでも語っていたが、chayはデビュー5年を迎える。その5周年を記念したライブを10月5日にBlue Note Tokyoで行う事が決定している。
◎ライブ情報
【JCB Presents chay 5th Anniversary “chay's suite room”】
2017年10月5日(木) Blue Note Tokyo
<1st>OPEN17:30/START18:30
<2nd>OPEN20:20/START21:00
チケット:全席指定(ミュージックチャージ) 6,500円(tax in.)
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