2017/07/19
ルイス・フォンシ&ダディ・ヤンキーの「デスパシートfeat.ジャスティン・ビーバー」が、遂に10週目の首位に輝いた、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
先週よりもポイント・ダウンしたものの、セールス、ストリーミング、エアプレイ共に安定したポイントを獲得している「デスパシート」。通算10週は、今年の1月から12週間の首位をマークしたエド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」に迫る記録で、上半期はこの「シェイプ・オブ・ユー」が単独首位だったが、年間チャートでは「デスパシート」が逆転するかもしれない。
先週よりもポイントが上昇し、今週2位に浮上したのは、DJキャレドの「ワイルド・ソーツfeat.リアーナ&ブライソン・テイラー」。アルバム・チャート2週連続の首位獲得を果たした新作『グレイトフル』(今週4位)からの先行シングルとして、アルバム発売の1週前にリリースされ、登場4週目で自己最高位を更新した。本作からは、今週3位の「アイム・ザ・ワン」がNo.1デビューを果たしている。アルバムから2曲連続の首位獲得となれば、DJキャレドにとっては2曲目、リアーナは15曲目、ブライソン・テイラーにとっては初のNo.1獲得となる。
先週の14位から8位へ、TOP10入りを果たしたのは、ショーン・メンデスの「ゼアズ・ナッシング・ホールディン・ミー・バック」。この曲で、自身3曲目の全米TOP10入りを果たし、ニュージーランドでは8位、カナダでは7位、UK、オーストラリアでは4位、アイルランドではTOP3入りするなど、各国でヒットを記録している。
今週のアルバム・チャートでNo.1デビューを果たした、ジェイ・Zの新作『4:44』からは、23位に初登場した「ザ・ストーリー・オブ・O.J.」をはじめ、計9曲がランクインした。35位のタイトル曲「4:44」は、先日双子を出産したばかりの妻・ビヨンセに対する浮気を謝罪する内容が話題となっていて、同ミュージック・ビデオでは、ステージでビヨンセと共演するシーンが使われている。ビヨンセは、昨年発表したアルバム『レモネード』で、ジェイ・Zに対する浮気を指摘したが、そのことを謝罪した「4:44」や、ビヨンセがフィーチャリング・ゲストとして参加した「ファミリー・フュード」(今週51位)が収録されていることからも、夫婦のモメごとは収束に向かっているのではないかと思われる。
そのジェイ・Zに続き、アルバム・チャート2位に初登場した、米アトランタ出身の新星ラッパー、21サヴェージのデビュー・アルバム『Issa Album』からは、33位に「バンク・アカウント」、94位に「フェイマス」の2曲がランクインした。
25位にデビューしたのは、およそ4年振りに発表したケシャの新曲「プレイング」。ケシャへの性的暴行が疑われていた、プロデューサーのドクター・ルークについて歌われた曲で、自身のイメージを一新した美しいバラードに仕上がっている。この曲が収録される4年半振りの新作『レインボー』は、8月11日にリリース予定。
「スリフト・ショップ」(2012年)の大ヒットで知られるヒップホップ・ユニット、マックルモア&ライアン・ルイスのマックルモアのソロ・シングル「グロリアスfeat.スカイラー・グレイ」は89位、ワン・ダイレクションのリアム・ペインとゼッドによるコラボ・ソング「ゲット・ロウ」は91位、セレーナ・ゴメスの新曲「フェティッシュfeat.グッチ・メイン」は92位に、それぞれデビューした。
Text:本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、7月19日22時以降予定となります。
◎【Hot100】トップ10
1位「デスパシートfeat.ジャスティン・ビーバー」ルイス・フォンシ&ダディ・ヤンキー
2位「ワイルド・ソーツfeat.ブライソン・テイラー&リアーナ」DJキャレド
3位「アイム・ザ・ワンfeat.ジャスティン・ビーバー、クエヴォ、チャンス・ザ・ラッパー&リル・ウェイン」DJキャレド
4位「ザッツ・ワット・アイ・ライク」ブルーノ・マーズ
5位「シェイプ・オブ・ユー」エド・シーラン
6位「ハンブル.」ケンドリック・ラマー
7位「ビリーヴァー」イマジン・ドラゴンズ
8位、「ゼアズ・ナッシング・ホールディン・ミー・バック」ショーン・メンデス
9位「アンフォゲッタブル」フレンチ・モンタナfeat.スワエ・リー
10位「ボディ・ライク・ア・バック・ロード」サム・ハント
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