2017/06/07
『アンダーグラウンド』『黒猫・白猫』などで世界中を熱狂させたエミール・クストリッツァ監督の最新作の邦題が『オン・ザ・ミルキー・ロード』(原題:『On The Milky Road』)に決定、そして9月よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。
カンヌ国際映画祭の最高賞・パルムドールを2回、ベルリン国際映画祭・銀熊賞、ベネチア国際映画祭・銀獅子賞を受賞と、世界三大映画祭を制覇したエミール・クストリッツアの、『マラドーナ』(08)以来9年ぶりの監督作となる本作。今回、エミール・クストリッツアは監督・脚本だけでなく主演も務め、ヒロインには『007 スペクター』(15)でボンドガールに抜擢された“イタリアの宝石”モニカ・ベルッチを迎えた。
本作は、戦時中のとある国を舞台にしたミルク運びの男と美しい花嫁の壮大な愛の逃避行を描いた物語。戦争の悲しさ・おろかさを描きながらも、その中に情熱的な恋、狂騒のダンス、温かいユーモアが繰り広げられ、エミール・クストリッツァのエッセンスが詰め込まれた到達点といえる作品だ。
2016年のベネチア国際映画祭コンペティション部門でワールドプレミア上映された際には、10分を超えるスタンディングオベーションが巻き起こったという。
そして、監督が率いる世界中でカリスマ的な人気を集めるバンド“ノー・スモーキング・オーケストラ”のメンバーであり、監督の実子でもあるストリボール・クストリッツアが手がける強烈なバルカン・ミュージックが全編を彩る点も注目したい。
◎公開情報
映画『オン・ザ・ミルキー・ロード』
2017年9月TOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショー予定
監督・脚本:エミール・クストリッツァ
出演:モニカ・ベルッチ、エミール・クストリッツァ、プレドラグ・“ミキ”・マノイロヴィッチ、スロボダ・ミチャロヴィチほか
音楽:ストリボール・クストリッツァ
配給:ファントム・フィルム
後援:セルビア共和国大使館
2016年、セルビア・イギリス・アメリカ / アメリカン・ビスタ / 125分
(C) 2016 LOVE AND WAR LLC
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