2017/03/21
2017年3月10日より公開中のディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』でヒロイン・モアナ役の日本版声優を担当した屋比久知奈と、伝説の英雄マウイ役の尾上松也にインタビューし、吹き替えの難しさや話題の劇中歌について語ってもらった。
本作で声優デビューを果たした松也は、これまで舞台やミュージカルで確かな演技力と歌唱力を磨いてきた。モアナ役を演じた屋比久は昨年開催された【ミュージカルのど自慢】で最優秀賞を受賞し、主役に大抜擢された期待の新人だ。本作で力強く透き通った歌声を披露している屋比久は「声優の知識がないまま収録に臨みましたが、監督が丁寧に指導をしてくださったので無事収録を終えることができました。今ではホッとしています」と心境を語る。
松也も自身初挑戦の日本版声優に関して、「声優を務めることは、キャスト発表がされるまで誰にも言えなかったんです! 友人や歌舞伎界の先輩の方々にも相談ができなかったので、全て自分で解決する必要がありました。初めての吹き替えでセリフもアクションシーンも多かったので、映像と声のタイミングを合わせるのが大変でした。想像していたよりシビアでしたね」と、苦労話も明かしている。さらに、大のディズニー好きを公言している松也は今回の起用について「母の影響でディズニーが好きになりました。『ダンボ』、『ピノキオ』、『ピーターパン』、『くまのプーさん』を観て育ってきたので、これら4作品は子供の頃の“ディズニー四天王”作品です。ずっとやりたい仕事でしたので、母も今回の起用をとても喜んでいると思います」と満面の笑みを浮かべた。
本作はモアナが海の冒険を通して成長していくというストーリーに加え、劇中歌にも注目が集まっている。一瞬で全曲好きになったと言う屋比久は「楽しみながらレコーディングをしましたが、歌や映画に込められた思いをきちんと届けたいと思いながら、一曲一曲丁寧に、時間が許す限り歌わせてもらいました」と話す。松也は歌唱シーンについて「マウイが鼻に付くことを歌っていますが、それが憎めないような曲調になっていて、僕自身が楽しまなければ、お客さんにも楽しさが伝わらないと思い、とにかく楽しむことを意識しました」と、それぞれ歌について心掛けたポイントを教えてくれた。ストーリーや愛くるしいキャラクター、そして劇中歌にハマり、リピーターが続出している映画『モアナと伝説の海』は、絶賛公開中。
Text: Mariko Ikitake
Photos: Yuma Totsuka
◎公開情報
映画『モアナと伝説の海』
全国大ヒット公開中
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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