2017/03/01
バルバドス出身のリアーナが、母国での医療施設建設や奨学金プログラムの設立などの活動が認められ、ハーバード・ファンデーションより2017年の【ヒューマニタリアン・オブ・ザ・イヤー】(人道賞)を授与された。2017年2月28日(現地時間)に行われた授賞式に出席した彼女は大学に感謝を述べ、謙虚な気持ちだと話した。
「ハーバードに来れたわ」とリアーナは得意げに髪を触りながらスピーチを始めた。「そんなことを言える日が来るなんてね。でもいい気分」と場を和ませた。
そして彼女は、5、6歳の頃にテレビで見た、25セントあれば子供1人の命が救えるというコマーシャルについて話し始めた。「“アフリカの子供たちみんなを助けるためにどれだけ25セントを貯金できるかな”と考えていました。そして、”大きくなってお金持ちになれたら、世界中の子供たちを助けよう”と自分に言っていました」と話し、「まさか自分が10代になった頃にそれができる立場になっているとは思ってませんでしたけど」と笑った。
17歳でアメリカで仕事を始め、18歳の頃にはすでにチャリティ団体を設立していたと話した彼女は、これまで自分が関わった多くの活動に触れた上で、自分が考える人助けについて語った。
「見返りを一切求めずに1人の人を助ければいいのです。私にとって人道主義者とはそういう人のことです。あのコマーシャルを見ていた小さな女の子が知らなかったのは、人道主義者になるために裕福になる必要はないこと、誰かを助けるために裕福である必要はないということです。有名になる必要も、大学で学ぶ必要もありません。隣人から始めればいいのです。誰かを助けるために自分ができることを何でもすればいいのです」と会場にいる生徒たちに呼びかけ、「1ドルあれば、たっぷり分け合える」という最愛の祖母の言葉でスピーチを締めくくった。
◎リアーナによるスピーチ映像
https://youtu.be/JNDMkP6X6jY
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