2017/02/24 19:55
ベーシストの休日課長(ゲスの極み乙女。)が結成した新プロジェクトDADARAY(ダダレイ)。バンド初のライブ【DADARAY presents「DADAIST vol.1】が、2017年2月23日に下北沢ERAで行われた。
お揃いのTシャツを着たメンバー3人に加えて、サポートの長田カーティス(g)、佐藤栄太郎(dr)、ササミオ(cho)という計6人がステージに揃うと、REISの「DADARAYです」という挨拶と共に「美しい仕打ち」からライブがスタート。ポップなメロディーと変幻自在のアレンジは、楽曲制作を担当した川谷絵音節を感じさせつつ、大人びたクールさと可愛らしさを併せ持つREISの歌声や、間奏での課長のベースソロがDADARAYらしさを印象付ける。
疾走感のあるサビが特徴の「block off」ではREISがハンドマイクでステージ前方に出て行き、「シモキター!」とオーディエンスに呼びかけ、「東京Σ」ではプログレッシヴな展開で演奏能力の高さを見せつけた。MCでは課長が中心となってメンバー紹介をして、REISに「普段はクールなのでなかなかしゃべらないんですけど、今日はライブだからしゃべってよ」と振ると、REISは「みなさんこんばんは、下北沢とっても楽しいです」と笑顔を見せる。
エモーショナルな歌唱とドラマチックなメロディーが耳に残る「誰かがキスをした」、えつことササミオによるスキャットから始まり、フリーキーな演奏に乗せてREISがラップ風のボーカルを披露する「ダダイズム」、オルガンの温かみのある音色と鋭いキメの対比が鮮やかな「9月に落ちるひとしずく」と、一曲一曲の完成度はまだ結成から日の浅いユニットとは思えないもので、やはりindigo la Endやゲスの極み乙女。の活動で培ったメンバーの経験値の高さが伺える。
ラストはミュージックビデオが公開されていた「イキツクシ」を演奏し、長田によるアウトロのノイズギターによって本編が締め括られた。アンコールではデビュー作『DADAISM』のリリースされる4月に東京と大阪で2マンライブを行うことが発表され、クラシカルな旋律が美しいバラード「灯火」を披露。ユニット名が意味する「既成の秩序や常識を破壊する光」をステージ上で体現し、今後の活動に期待が募る初ライブとなった。
なお、現在はレコ発ツアーの先行チケットが受付中となっている。
◎【DADARAY presents「DADAIST vol.1】セットリスト
2017年2月23日(木)東京・下北沢ERA
1. 美しい仕打ち
2. block off
3. 東京Σ
4. 誰かがキスをした
5. ダダイズム
6. 9月に落ちるひとしずく
7. イキツクシ
EN. 灯火
◎ライブ情報
【DADARAY presents「DADAPLUS vol.1~TOKYO~】
2017年4月12日(水)東京・新代田FEVER
出演:DADARAY/阿佐ヶ谷ロマンティクス
先行チケット:2017/02/24(金)18:00~3/2(木)18:00
受付URL:http://bit.ly/2mjLSC9 (パソコン/スマートフォン/携帯共通)
【DADARAY presents「DADAPLUS vol.1~OSAKA~】
2017年4月14日(金)大阪・梅田シャングリラ
出演:DADARAY/jizue
先行チケット受付期間:2017/02/24(金)18:00~3/7(火)23:59
受付URL:http://bit.ly/2lC7Q3l(パソコン/スマートフォン/携帯共通)
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