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2017/02/23

魅惑のハープ奏者=エマ・ガトリル、待望の新作が完成

 英ブライトン出身のハープ奏者でマルチ・インストゥルメンタリストのエマ・ガトリルによるニュー・アルバム『コクーン』が2017年3月15日にリリースされる。

 ほぼハープの弾き語りのみで制作された1stアルバム以降、ブロークン・ソーシャル・シーン、ローラ・マーリングらのツアーを経て制作された本作では、アナログ・シンセやドラムマシーン、ギター、エレクトロニクスなど生楽器問わず新たなサウンドをふんだんに取り入れ、大きくスケールアップしたオーケストレーション・ポップを披露。

 同じハープ奏者のジョアンナ・ニューサムはもちろん、盟友レイチェル・ダッドやロージー・プレインらとも比較される柔らかなボーカルとクラシックなソングライティングに、多数のゲストアーティストの参加やマルチ奏者の面目躍如といった様々な楽器演奏と音楽的実験が繰り広げられている。

 より磨きのかかった楽曲は叙情に溢れ、バイオリンとギター、クラリネットがドラマチックに絡み合う「You」、ギリシャ神話を激しい弦と雷のドラムを背景に探検する「Philomela」、室内ポップオーケストレーションによって気候変動を描いた「Robin」など、粒立った楽曲揃いのアルバムでは損失と孤立、希望、そして共感といった普遍的な懸念が描かれている。

 ミックスは、ローラ・マーリング、サーストン・ムーア、フローレンス&ザ・マシーンなどの作品を手がけたダン・コックス。『コクーン』には、フアナ・モリーナの愉快な実験、ジュリア・ホルターの知的なポップ、『ヴェスパタイン』期のビョークのようなテクスチャ豊かなアレンジメントが溢れている。


◎『コクーン』トラックリスト
01. Skin
02. Robin
03. Wild Waters
04. Odd Ones Out
05. Space
06. Cocoon
07. You
08. Philomela
09. Eliza Harora
10. Cast Out

◎リリース情報
『コクーン』
エマ・ガトリル
2017/3/15 RELEASE