2017/02/22
映画『フィフティ・シェイズ・ダーカー』のサウンドトラック盤がNo.1デビューを果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
2017年2月10日から公開され、全世界50か国以上でNo.1デビューを果たした映画『フィフティ・シェイズ・ダーカー』。映画の大ヒットを受け、サントラ盤の売上も好調。初動枚数は12万枚を突破し、2位との差を倍以上離した。また、アルバムからの先行シングルとしてリリースされた、テイラー・スウィフトとゼインのデュエット曲「アイ・ドント・ワナ・リヴ・フォーエヴァー」もポイントアップし、今週のソング・チャートで2位に最高位を更新している。
本作には、ザ・チェインスモーカーズと「クローサー」を大ヒットさせたホールジーや、「ハビッツ」のヒットで知られるトーヴ・ロー、「チープ・スリルズ」の大ヒットが記憶に新しいシーアなど、人気女性シンガーから、ジョン・レジェンドやホセ・ジェイムズといった、実力派R&Bシンガーも曲を提供している。『フィフティ・シェイズ・ダーカー』の他にも、『トロールズ』が7位に、2月24日に日本公開される『ラ・ラ・ランド』のサントラ盤が10位にランクインした。日本時間2月26日に開催される【第89回アカデミー賞】の効果で、映画のサントラ盤がしばらく上位を独占しそうだ。
今週は、2月13日(日本時間)に開催された【第59回グラミー賞】のノミネート作品、出演アーティストのアルバムが売上を伸ばし、上位にランクインした。
先週の7位から2位に再浮上したのは、新曲「ザッツ・ワット・アイ・ライク」をパフォーマンスした、ブルーノ・マーズの『24K・マジック』。「ザッツ・ワット・アイ・ライク」は、今週のソング・チャートで7位まで上昇している。<最優秀アルバム>を受賞した、アデルの『25』は先週の21位から6位に、対抗馬となったビヨンセの『レモネード』は、先週の33位から9位へ、それぞれTOP10入りを果たしている。
TOP10以下でも、<最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス>を受賞した、トゥエンティ・ワン・パイロッツの『ブラーリーフェイス』(13位)や、<最優秀新人賞>を受賞したチャンス・ザ・ラッパーの『カラーリング・ブック』(22位)、<最優秀カントリー・ソロ・パフォーマンス賞>を受賞した、マレン・モリスの『ヒーロー』(26位)などが急上昇した。グラミーノミネート曲が収録されたコンピ盤『グラミー・ノミニーズ2017』も、先週の31位から19位に浮上した。
Text:本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、22日22時以降予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『フィフティ・シェイズ・ダーカー』サウンドトラック
2位『24K・マジック』ブルーノ・マーズ
3位『アイ・ディサイディド』ビッグ・ショーン
4位『カルチャー』ミーゴズ
5位『スターボーイ』ザ・ウィークエンド
6位『25』アデル
7位『トロールズ』サウンドトラック
8位『ジョアン』レディー・ガガ
9位『レモネード』ビヨンセ
10位『ラ・ラ・ランド』サウンドトラック
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