2017/02/16
パブ・ロックの雄として70年代初頭から活躍し、日本でもTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTを始め多くのバンドに影響を与えたドクター・フィールグッド。そのギタリストとして頭角を現わしたウィルコ・ジョンソンが、波瀾万丈な人生を自らの口で語り下ろした自伝が今月発売となり、じわじわと話題になっている。
英国キャンヴェイ島で過ごした幼少期、学生旅行で訪れたインド/カトマンズの放浪旅、二足のわらじを履いた教員時代、バンドの成功と苦悩、最愛の妻との別れ、自身に訪れた余命宣告、そして復活に至るまでの過程と、次々と立ちはだかる困難を幾度も乗り越えてきたウィルコの半生が包み隠すことなく綴られ、「不滅療法」というタイトルから一部書店では医療本コーナーに展開されているという本書。ツイッター上では「プロローグ部分読んだだけでも涙が出てくる…。」、「言葉の重みはもの凄い」とのコメントが寄せられている他、ソウル・フラワー・ユニオンの中川敬も「闘病生活の後半が圧巻。」、「磔磔のあの日の描写に胸一杯。」と綴っている。
ウィルコ自身、大の親日家で何度も訪日していたこともあり、フジロック、京都磔磔、南青山レッドシューズなど、日本でのエピソードや写真も多数収録。不滅のマシンガン・ギターが体験した壮絶なドキュメンタリーは、“今を生きる”すべてのバンドマンのバイブルとなるはず。
◎商品情報
『不滅療法~ウィルコ・ジョンソン自伝』
ウィルコ・ジョンソン(著)、石川 千晶(訳)
2,484円(tax in)
四六判 / 368ページ(ハード・カバー)
出版社:リットーミュージック
発売中
Photo(2枚目・3枚目):西岡浩記
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