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2017/02/02

ブルーノ・マーズ、ザ・タイムと【グラミー賞】プリンス・トリビュートに出演か

 【第59回グラミー賞】のプリンス・トリビュートでファンク・バンド、ザ・タイムのメンバーとパフォーマンスする為、ブルーノ・マーズが現在交渉中であると関係筋が米ビルボードに明かした。

 【第59回グラミー賞】のプリンス・トリビュートの出演者として以前からマーズの名前が挙がっていたが、去年の授賞式でのレディー・ガガによるデヴィッド・ボウイのトリビュートへの反応が概ね批判的だったこともあってか、今年のトリビュート企画への参加者がなかなか決まらないようだ。また、プリンスの知的所有権の所在がはっきりしておらず、ここ数週間でようやく明確になってきたことも影響しているとみられる。プリンスの遺産管理団体は、彼の最も人気のある楽曲のほとんどに関してはワーナーと、版権と物販に関してはユニバーサルと契約したとされ、現地時間2017年2月12日に開催される【第59回グラミー賞】授賞式のプリンス・トリビュートに絡めてストリーミング開始が発表されるとみられている。

 ザ・タイムは、基本的にプリンスがモーリス・デイと共に作り上げたバンドだ。バンドの楽曲の大部分において、プリンスが匿名もしくはジェイミー・スター名義で作詞、作曲とプロデュースを担当し、ほとんどの楽器を演奏している。バンドのフロントマンのモーリス・デイが参加するかはまだ明らかにされていないが、ザ・タイムをフィーチャーしたセットはプリンスのオマージュとしては直接的ではないが、ふさわしいと言えるだろう。

 また、マーズだったらプリンスの粋なトリビュートを披露できるだろうということは想像に難くないが、彼の陽気でパンチの効いた楽曲はどちらかと言うとザ・タイムのスタイルに近いのかもしれない。彼の大ヒット「アップタウン・ファンク」は映画『パープル・レイン』で披露された「ジャングル・ラブ」に共通するものがある。

 【第59回グラミー賞】授賞式でパフォーマンスを行うことが既に発表されているマーズだが、プリンス・トリビュートに参加したとしてザ・タイムのメンバーと披露するのが、故プリンスの曲なのかザ・タイムの曲なのか、マーズ自身の曲を別に披露するのかメドレーの一部としてするのかなど、詳細は不明だ。マーズのトリビュートへの参加そのものもまだ正式には発表されていない。

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