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2017/02/01 10:00

『ドクター・ストレンジ』ストレンジの衣装に隠されたカンバーバッチのこだわりとは??

 1月27日に日本でも公開された『ドクター・ストレンジ』。主人公・ストレンジを演じたカンバーバッチが、衣装を通じて彼の心境や、置かれた状況を読み解くことができることを明かした。

 カンバーバッチは「事故の後、彼の衣服のボタンが少ないのは、手の震えのためなんだ。だから衣装はシンプルになっているんだよ。役者としてのキャラ作りにはそいういうディテールがとても大切なんだ!」と衣装へのこだわりについて語った。また、ストレンジが魔術の修行をするカマー・タージでの衣装については、見習いから達人になるまでの記録が衣装の中に現れていると明かした。

 本作で衣装デザインをしたのは、4度もアカデミー賞衣装賞にノミネート、5本のマーベル作品に関わっているアレクサンドラ・バーン。バーンは、カマー・タージでの衣装について「カマー・タージではまず初心者としていとして始まり、次いで見習い、そして門徒になる。それを分かりやすくカラー分けしたの。初心者(グレイ)→見習い(赤)→門徒(青)→達人(自分で選べる)というようにね」と、視覚的な分かりやすさを追求したと語った。また、汚れて着古され、縫い直しの後もみえるようにすることで、そこで修業をする人々の忍耐と壮絶さを表現したのだそうだ。

 カンバーバッチはバーンに対して、「とにかくバーンが素晴らしいんだ。彼女は今までマーベル作品をいくつも経験している。その事実が分かる証拠として、彼女との衣装合わせはいつも、本物らしさに加えて、着心地と実用性を重視したものを目指すんだ。彼女の手腕は本当にすごくて、顔や髪の見た目も含めて、ストレンジのキャラクターのことを立体的に思い描くことができるんだ。」と絶賛。

 メイド・イン・アメリカのヒーローがここまで世界でウケているのは、カンバーバッチのようなキャスト達の演技へのこだわりと、バーンのような作品を陰で支えるスペシャリスト達の並々ならぬ努力と追及があることが理由の一つなのかもしれない。映画『ドクター・ストレンジ』は、全国公開中。


◎公開情報
『ドクター・ストレンジ』
全国公開中
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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