2017/01/19
2016年9月にリリースされた、宇多田ヒカルのアルバム『Fantome』より、収録曲「忘却 featuring KOHH」のミュージックビデオが公開された(http://youtu.be/SmaeIlqqNCM)。
監督を務めたのは、20代の新進気鋭の映像作家であり、注目の若手音楽グループ・yahyelのVJとしても活躍しているdutch_tokyoこと山田健人。多数の監督候補の中から宇多田ヒカル自身が彼を指名したという。このビデオにはKOHHも出演しており、まさに若きクリエイターとのコラボならではの作品が完成した。
※『Fantome』の「o」の正式表記はサーカムフレックス付き
◎山田健人監督-コメント
監督させて頂くにあたって一番大切にしたことは、余計なものがない純粋な“ミュージック”・ヴィデオであることにこだわるということです。
お話を頂いて改めてこの「忘却」という音楽と向き合って感じた、宇多田さん、KOHHさんそれぞれの世界は、あらゆる経験の還元された表現でした。
映像監督としてこのような音楽に意味を視覚付けすることは、別のチカラを与えることでもあり、その全てを映像の一つ一つに落とすということであります。
5分間、他の一切の感覚をなくすような没入感、神々しさ、生と死、意識と無意識、存在と不在、認知、主観と客観…
あえて文字にするとそのような世界観を持った映像です。
素晴らしい曲の価値をただのビジュアルの消費にしないような映像にできたと思っています。
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