2017/01/17
ディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』の日本版ヒロイン役が、沖縄県出身の大学4年生である屋比久知奈(やびくともな)に決定した。
日本版モアナ役は、ディズニーヒロイン史上最大級の規模で実施されたオーディションで決定。屋比久は、沖縄県出身の大学4年生で、昨年5 月に帝国劇場で開催された【ミュージカルのど自慢】で最優秀賞を受賞し、本作でデビューする。ディズニーのヒロインと言えば、ラプンツェルを中川翔子、『アナ雪』のアナを神田沙也加、エルサを松たか子など、様々な女優たちが務めており、全くの新人がヒロインを務めるのは異例の大抜擢だ。ディズニー担当者は、「“モアナ”はただヒロインというだけでなく、冒険を通して成長し、体現する演技力、16 歳のフレッシュさ、さらに心情を伝えられる歌唱力も必要という非常に難しい役です。ディズニーヒロイン史上最高規模のオーディションとなったモアナ探しですが、日本のモアナと呼べる人こそ“屋比久知奈”さんでした」と起用理由を語っている。屋比久はモアナ役が決まった時のことを振り返り「本当に夢みたいで信じられなかったです。朝起きて、夢なんじゃないかって何度も思いました」と謙虚に喜びを語った。
モアナ役は、ハワイのアウラニ・ディズニー・リゾートにて発表され、屋比久とアウリィの“日米ヒロイン”が、ハワイで対面を果たした。日米のヒロインが対面することは、ディズニー史上初めてであり、極めて異例のこと。物語の重要なカギを握る美しい海を背に登場した2人のヒロイン声優は、会うとすぐに意気投合した。すでに全米で公開され、モアナと同じく世界に一歩踏み出したアウリィは、これから大海原へ飛び出していく屋比久との共通点を「彼女はとても素晴らしいわ。私も南の島で育ち、本作が映画デビュー作。そういう意味で私たちは同じなんです」と話した。さらに、屋比久の歌声を聴いたアウリィは私たちの歌声は似ていると語り、「モアナの歌は心に響く歌ばかりですが、彼女の歌声からそういうパワーを感じることができました」と透き通る歌声を大絶賛していた。屋比久も共通点の多いアウリィに会い、「友達というより家族のような存在に近いと感じました」と、モアナを演じた同士、初対面ながら一体感を感じていた。屋比久はモアナについて「モアナは新しい世界に踏み出し、悩みながら一歩一歩強く進んでいきます。誰もが経験することなので、たくさんの方々に共感して頂けると思います」と日本のファンに向けてメッセージを寄せ、誰もが共感できる作品だとその魅力を伝えた。『モアナと伝説の海』は3月10日より公開。
◎公開情報
『モアナと伝説の海』
2017年3月10日(金) 全国ロードショー
ウォルト・ディズニー・ジャパン
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