2017/01/15
YOSHIKIが1月12日と13日に、ニューヨークのカーネギーホールで【YOSHIKI CLASSICAL SPECIAL feat.Tokyo Philharmonic Orchestra】を開催した。
YOSHIKIは、2014年にX JAPANとしてロックの殿堂であるマディソン・スクエア・ガーデン公演を開催しており、今回はソロでクラシックの殿堂・カーネギーホール公演を開催。これによって、ロックとクラシックの米2大殿堂制覇という、ビートルズやローリングストーンズ、スティング、デヴィッド・ボウイらと肩を並べる偉業を日本人として初めて達成した。
この歴史的瞬間を見届けようと駆け付けた観客は、現地大使館関係者や世界各国から来場したVIPも含め2日間で5,600人で、全席ソールドアウト。また日本では、WOWOW初のカーネギーホール生中継が実施された。
総勢47名の東京フィルハーモニー交響楽団と共に奏でる、奇跡のような演奏。オーケストラバージョンにアレンジされたベートーベンの「月光」や、アメリカ国歌をピアノでサプライズ演奏するなど、カーネギーホールならではの贅沢な演出に加え、「Forever Love」や「KURENAI」「ART OF LIFE」などのX JAPANの代表曲を次々と披露。ゲストボーカリストを迎えた「HERO」やオペラシンガーを迎えての「MIRACLE」では会場のあちらこちらで感嘆の声が漏れた。
「HIDE、TAIJI、そして自身の父親に捧げる」と、これまで毎回演奏されてきた「Without you」。この日演奏中のYOSHIKIの目から大粒の涙がこぼれた。これまでの自分の人生が走馬灯のように頭を駆け巡り、思わず流れ落ちた涙だったという。子供の頃に父親に買い与えられたピアノがきっかけでクラシックにのめり込み、そこから遂にカーネギーホール公演を成功させるところまでやってきた。それは、YOSHIKI自身そしてHIDE、TAIJIが夢見てきた“外への扉”を1つ1つ着実に開き、また一歩確実に世界に近付いたという証だろう。「僕のルーツを感じてもらえるようなコンサートになると思う」と、ツアー前に語っていたその言葉の通り、YOSHIKIという人間の生き様が全身全霊で体現された2日間となった。そして最後はミラーボールで美しく彩られたカーネギーホールに響く「Endless Rain」。観客の大合唱とともに幕を閉じ、スタンディングオベーションは約10分間にも及んだ。
歴史的な偉業を成し遂げ、一つの終着点に辿り着いたかのように思えるYOSHIKI。だが、次に向かうのは3月4日に行う英・ロックの殿堂ウェンブリーアリーナだ。X JAPANのメンバーと共に更なる高みを目指すYOSHIKIの勢いは、まだまだとどまることを知らない。
◎公演概要【YOSHIKI CLASSICAL SPECIAL feat.Tokyo Philharmonic Orchestra】
2017年1月12日(木)、13日(金)
カーネギーホール
セットリスト:
「I'LL BE YOUR LOVE (Theme of World Expo)」
「LAST SONG」
「FOREVER LOVE」
「GOLDEN GLOBE THEME」
「HERO」
「LA VENUS」
「ANNIVERSARY」
「TEARS」
「MIRACLE」
「STAR SPANGLED BANNER」
「RIVER OF THE LIGHT」
「SWAN LAKE」
「WITHOUT YOU」
「KURENAI」
「TRANSITION」
「ART OF LIFE」
「ENDLESS RAIN」
◎公開情報
【YOSHIKI CLASSICAL SPECIAL feat.Tokyo Philharmonic Orchestra】ライブビューイング
2017年1月16日(日)19:00開演
会場:全国の映画館
料金:4,200円(tax in)
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