2016/12/14
シリーズ最新作『猿の惑星:大戦記(グレート・ウォー)』が2017年に公開されることが決定した。
シリーズ1作目『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(2011年)は、人類が永遠に支配するはずだった地球の歴史が、塗りかえられていく“起源”が描かれ、続く『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014年)では、地球の支配者を決する猿と人類の想像を絶する“新世紀”が描かれた。シリーズ3作目のとなる本作では、激しさを増した地球の支配者としての生き残りを懸けた猿と人間の2つの種の戦いとシーザーの内面の葛藤が描かれる。引き続きリーダーであるシーザーの物語を描きながらも、制作費、スケール感、ドラマ性において過去2作から大きな飛躍を遂げている。大きな喪失感に苛まれながら、知的で慈悲深いリーダーは、そのドラマチックな彼の人生の次章において、己の中の悪魔と向き合い、彼の種族を率いるために再び立ち上がる。そして、シリーズの過去作でもそうであったように「“人間性”を創り上げているものとは何か?そして人間性はシーザーの中に育つのか?」という興味深いテーマと考えさせられる質問を投げかける。
シーザーは、前2作に引き続きアンディ・サーキスが演じる。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのゴラム役、『キング・コング』のキング・コング役を演じた、パフォーマンス・キャプチャーの第一人者である。その他、『ジュラシック・ワールド』のジュディ・グリア、『ハンガー・ゲーム』シリーズのウディ・ハレルソンら実力派キャストが出演。監督は、前作に引き続きのマット・リーヴス(『クローバーフィールド/HAKAISHA』『モールス』)が務める。モーションキャプチャーの撮影が難しい、雪上での撮影が行われたこと表現しているのか、到着した予告映像では、吹雪で表現されたシーザーが「逃げろ…戦いが始まる前に…すまない…戦争が始まる」というセリフを残している。シーザーの葛藤が読み取れると同時に、地球の未来の運命を左右する大激闘が描かれることが予測できる。まだ詳細は明かされていないが、シリーズ最大級の戦闘にますます期待がかかる。
◎公開情報
『猿の惑星:大戦記(グレート・ウォー)』
2017年全国ロードショー
監督:マット・リーヴス
出演:アンディ・サーキス、ジュディ・グリア、ウディ・ハレルソン
映像:https://youtu.be/XXrgGeLYhy0
配給:20世紀フォックス映画
(c)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation
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