2016/12/06 08:00
12月6日は“ビッグ・オー”の愛称で知られるアメリカのシンガー、ロイ・オービソンの命日である。
1960年代に数々の楽曲をヒットチャートに送り込んだオービソンだが、全米ビルボードNo.1シングルとなったのは二曲。まずは1961年の「ランニング・スケアード」。そしてもう1曲が1964年に全米・全英ともにNo.1を獲得した「オー・プリティ・ウーマン」だ。自身の妻にインスパイアされたという同曲は、オービソンにとって最大のヒット曲となり、また、のちにヴァン・ヘイレンによるカバーもヒットを記録。さらに、オービソンによるオリジナル版が1990年に全米興行収入第1位となった映画『プリティ・ウーマン』の主題歌に起用されたことによって、幅広い年代に愛されるスタンダード・ナンバーとなった。
また、オービソンといえば1988年にジョージ・ハリスン、ジェフ・リン、ボブ・ディラン、トム・ペティという豪華すぎるメンバーとともに覆面バンド、トラヴェリング・ウィルベリーズを結成したことでも話題に。デビュー・アルバム『トラヴェリング・ウィルベリーズ Vol.1』は全米ビルボード3位のヒットを記録し、オービソンは“レフティ・ウィルベリー”としてふたたびシーンの注目を集める存在となった。しかし、同年の12月6日、オービソンは心筋梗塞により52歳の若さで急遽してしまう。その翌年、ウィルベリーズのメンバーも参加した最後のソロ作品『ミステリー・ガール』が発表され、全米ビルボード5位のほか世界中で大ヒットを記録。これが皮肉にもオービソンにとって最も商業的に成功を収めたソロ・アルバムとなっている。
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