2016/12/02 13:30
メジャーデビュー5周年を迎えた韓国出身4人組ロックバンドCNBLUEが、11月30日、日本武道館でCNBLUE 5th ANNIVERSARY ARENA TOUR 2016 -Our Glory Days-】ファイナル公演を迎えた。
オープニングナンバーは、記念すべき日本デビュー曲「In My Head」。大きな炎が何本も上がる中で熱唱するヨンファはたて続けにスピード感のあるロック曲を歌うと、早くも3曲目でシャツを脱ぎ捨てる。スタートからバンドも会場の熱気も上昇していく。「今日はツアー最後の日。最高の最後を作りましょう」と、息をきらせるヨンファ。ミンヒョクは「ツアーが最後なのは悲しいけれど、命をかけて演奏します。皆さんも、命をかけて遊びましょう!」とファンに熱く語りかける。「5周年だけど、日本で活動した7年間の感謝をアルバム『EUPHORIA』に込めました」というジョンシン。「今回のツアーが今までで一番楽しかった。そして、今日のライブが一番になるはず」というヨンファ。
今回のツアーは、アルバム『EUPHORIA』の曲だけでなく、日本デビュー曲から始まり、インディーズ時代の楽曲から韓国での最新曲まで多彩な楽曲で組み立てられており、CNBLUEの歴史を総括する内容となった。インディーズ時代の楽曲では当時を思い出してかわいらしい仕草を見せたり、「ロックフェスの気分で」というロックパートではコールアンドレスポンスが炸裂。ライブのテッパン曲「Wake up」では、指でハートを作って客席に投げたり、ひざまずいてギターを弾くヨンファ。彼の奏でるギターのメロディを追ってコーラスをするファン。ステージ上と客席が音楽でひとつになる幸せなコミュニケーションが生まれると、「ブドーカン、楽しい? 皆さん、サイコー!」と、ヨンファの笑顔がはじける。
「今日、最高です。本当に、ホンマに、デラ最高です! やっぱり、ブドーカンだなー」としみじみファンに語りかけるヨンファは、「5年間皆さんにもらった愛への感謝の気持ちで作った曲。皆さんに捧げます。一緒に歌いたいです」と、本編の最後にツアータイトルになった「Glory days」を歌い出すと、ミラーボールのキラキラしたライトに会場が照らされ、ファンもコーラスパートを一緒に歌い温かな一体感に包まれた。
「CNBLUE!」という大きなファンの声に促されアンコールに登場すると、ヨンファがスタンド各階、アリーナの隅から隅まで、満足気な顔でゆっくりとサムズアップすると、その動きに導かれ、客席からWAVEが自然発生。「今回のツアー、感動しました。皆さんと僕たちがひとつになった。これからもずっといいライブを作りましょう」とファンを見渡ししみじみと語るヨンファ。ジョンシンは「5周年ツアーができたのも皆さんのおかげ。皆さんの応援でアルバムも出せて、こんないい場所で一緒にスゴイライブができた」と、感謝を口にする。
ジョンヒョンは、「今朝、2時間の映画を見て幸せな気持ちになって、頑張ろうと思えた。考えたら僕らも皆さんにとって同じ存在なんですよね。こうやって皆さんの姿を見ると、“世界はまだ終わりじゃない”って思える。僕らの音楽で、皆さんに良い思い出を作ってあげたいし、僕らの音楽で元気になってほしい。ずっとそういう関係でいましょう!」というと自身がメインボーカルを執るインディーズ時代の楽曲「a.ri.ga.tou」を歌い出すと、ファンもその声に続き大合唱が生まれた。
最後にヨンファは客席をみつめると「皆さんは、僕たちへのプレゼントだと思う。昔からの夢、武道館で最後のライブができて感無量です。大変なこともあるけど、こうやってみんなの笑顔を見て、感謝の気持ちがあふれます。本当にいい気持ちだし、幸せです。これからもいい曲、いいライブを作ります。今回は5周年だけど、50周年も同じ場所で会いましょう。待っています。500年後にはもういないけど、僕たちの作った曲と皆さんと作った時間は生きています」と感謝を述べる。「ブドーカン、ありがとう!」叫ぶと、ファンから大きなアンコールの声があがり、ダブルアンコールの「Can`t Stop」でファンの愛に応えた。
丸1ヶ月かけて回ったツアーの中で、アレンジも1公演ごとに変化しブラッシュアップされ、最終公演では演奏にも遊び心と余裕が感じられた。アイコンタクトやコールアンドレスポンスでファンとのコミュニケーションを楽しみ、会場全体と一体となりライブをする彼らからは、音楽を奏でる喜びが満ち溢れている。その気持ちは、きっとインディーズ時代から変わっていないのだろう。「最高のライブになった」とメンバーも言うように、幸せと温かさの溢れた祝祭にふさわしいライブとなった。
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