2016/11/30 10:00
現在大ヒット公開中の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で、パン屋を夢見るノーマジ(非魔法使い/普通の人間)、ジェイコブを演じるダン・フォグラーと、心を読める魔法使いのクイニー役のアリソン・スドルが来日し、Billboard JAPANのインタビューに答えてくれた。インタビュー前に行われた写真撮影では、カンフーキックやおどけた表情でカメラマンを笑わせるダンと、そんな彼を見てノリノリでポーズを決めるアリソンの姿に、現場は自然と和やかムードに。インタビューも笑いが絶えない雰囲気の中、行われた。
――賑やかな雰囲気で写真撮影が行われましたが、撮影現場もこんな感じだったんでしょうか?
アリソン:そうよ、ダンったら本当に面白い人で、いつも笑わせてくるの。
ダン:どこでもウケるってわけじゃないんだよ、他の国ではスベる時もあるんだ。でも日本の人達は、言葉は違ってもちゃんと笑ってくれるから嬉しいな。今、お祝いムードに浸っているんだ。映画も好調だし、プロモーション・ツアーも遂に最終地までやってきたし…。
アリソン:それに、私達日本にいるしね!
ダン:イエーイ、スゴーイ!
――今回が初来日とのことですが、日本の印象について教えてください。
ダン:見た目も美しいし、人も最高だし、料理も本当においしいよね。
アリソン:このツアーで熱狂的でクレイジーな国を訪れてきたけど、最終地である日本で心身ともにほっと落ち着けているわ。ずっと日本に来たいと思っていたの。明治神宮で神前式も目撃したのよ。日本のわび・さび文化が好きで、日本食もとっても美味しくて、日本を離れたくないわ。あと、ロボットレストランもすごく楽しかった。レストランで流れていた曲、思い出せる? ロボット~?
ダン:ドウモアリガトウ、ミスター?(スティクス「ミスター・ロボット」のイントロ)
アリソン:違うわ、お店のテーマソングよ(笑)!
ダン:あー確か、ロボットレスト~ランだよ。
――(笑)。本作では、親近感溢れるジェイコブ、ゴージャスなクイニーをそれぞれ演じていますが、演じる上でこだわったポイントはありますか?
アリソン:クイニーは人の気持ちが分かる愛情に溢れた人間で、人を惑わしたり、誘惑しようなんて考えたりしない無垢なキャラクターでもあるわ。そういう部分をきちんと作品の中で表そうと思ったし、デイビッド・イェーツ監督や原作者のJ.K.ローリングも同意見で励ましてくれたのよ。
ダン:僕は作品の舞台であるニューヨークの出身で、曾祖父がパン屋だったから、まるでご先祖を演じている感じだったよ。大学時代に演技を勉強したときに、悲しいピエロを学んだんだ。観客を笑わせた次の瞬間には泣かせているような他面性を持つ、そういう悲しいピエロ像をこの役にも取り入れたよ。ジェイコブは僕にとって家族のような存在で、愛さずにはいられないキャラクターだね。
――ジェイコブは作品で唯一のノーマジなので、観客はジェイコブと同じ目線で映画の世界に入り込むことができますよね。
ダン:この役を演じる上で役に立ったのが、僕自身ノーマジだということ(笑)。それにJ.K.ローリングが今作でマグルを弁護するつもりで脚本を書いた結果、ジェイコブというパンで人を幸せにしたいと願う、心優しいキャラクターが生まれたんだと思う。そんな彼が同じく善人であるクイニーに惹かれるのは当然だよね。
滞在中に行われた連日のプロモーション・イベントでも、日本に対する熱い愛情を語っていた二人。二人とも日本の滞在を心から楽しんだようで、その様子はInstagramやTwitterでも確認できるので、ぜひチェックしてほしい。映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は現在、大ヒット公開中。
Text: Mariko Ikitake
Photos: Yuma Totsuka
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