現在来日中のエディ・レッドメイン、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、プロデューサーのデイビッド・ヘイマン、デイビッド・イェーツ監督が『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』日本公開前夜イベントに登場した。

　会場には『ハリー・ポッター』や本作のキャラクターのコスプレをしたファン400人が集まった。それを見たエディは「日本の皆さん、アイシテマス。ハッフルパフやグリフィンドールのローブを着た人たちがいっぱいいますね。『ハリー・ポッター』ファンは日本の皆さんが一番です。皆さんが楽しんでくれれば、それが私たちの一番の喜びです」と話し、登壇者たちも全員笑顔だ。

　イベントはLINE LIVEでも配信され、会場のファンと視聴者からの質問に直接答えるコーナーも設けられた。着物を着た女性ファンからエディに「お子さんにかけたい魔法は？」と問われると、「2つ答えてもいいかな？　子供を守る魔法と、夜泣きがすごいから一晩だけよく眠ってもらう魔法をかけたいな（笑）」と愛らしい答えに会場から笑いが起こった。次に、ダンは「日本のどこに魅力を感じる？」という質問に「ドウモ！　また日本に戻ってきたい。地元ニューヨークはとにかく忙しいけど、日本は落ち着いている。今朝の地震後は、ホテル部屋を走り回って騒いだんだ。でも廊下に出たらみんな冷静で落ち着いていた。僕は地震があっても日本で残りたいね」と、日本に対する熱い思いを語った。

　LINE LIVE視聴者からの質問では、プロデューサーのデイビッド・ヘイマンに「日本にニュートはやってくる可能性は？」という質問が届いた。するとデイビッドからは「私だけでなく、みんなが戻ってきたい。どんな理由でもね。でも契約上難しいから、全て脚本のJ.K.ローリング次第だね」と興味深い回答が返ってきた。デイビッドに賛同するようにエディもフィンガーズクロス（「そう祈っている」の仕草）し、会場を大いに沸かせた。

　この日は、日本全国から集まったファンのために、キャストから豪華なプレゼントも登場。色が変わるロゴ入り傘やサイン入りのエッグ模型、そして主人公ニュートが持ち歩くトランクなど、プレミアグッズにファンも大興奮。当たったファンには会場からため息が漏れた。

　最後にエディから日本のファンに「本当に言葉を失うくらい、ここ日本ではたくさんの愛情を感じました。J.K.ローリングから日本のファンの凄さを聞いていたので、来日を楽しみにしていたんです。彼女が心を込めて作った作品ですが、私達の心も詰まっています。この作品が皆さんの心を満たしてくれると嬉しいです。ぜひキャラクターに恋に落ちてください。そして、とてもかわいくて愛らしくてファンタスティックな魔法動物たちを愛してくれることを祈っています」と熱いメッセージを送り、黄色い大歓声の中、会場を後にした。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は11月23日より日本公開。

◎作品情報
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
2016年11月23日（水・祝）より全国ロードショー
監督：デイビッド・イェーツ
出演：エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストン、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、コリン・ファレル
配給：ワーナー・ブラザース映画