2016/09/14 09:00
ザ・チェインスモーカーズの「クローサー」が、更にポイントを伸ばして4週目のNo.1獲得を果たした、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
デジタル・セールス、エアプレイ共に絶好調の「クローサー」。リリック・ビデオとしては異例の、2億回という視聴回数もポイントに大きく反映し、8月28日に開催された【MTVビデオ・ミュージック・アワード】でのライブ・パフォーマンス動画も、間もなく2000万回の視聴回数を突破する。ザ・チェインスモーカーズは、この曲の前にリリースした「ドント・レット・ミー・ダウン」も今週5位にランクインさせている。
メジャー・レイザー、ジャスティン・ビーバー、ムーによる「コールド・ウォーター」は3位にダウンし、2位にはトゥエンティ・ワン・パイロッツの「ヒーゼンズ」が浮上。日本でも9月10日に公開された映画『スーサイド・スクワッド』のサントラ盤から先行シングルとしてリリースされ、映画のシーンも起用された公式ビデオは、2億回の視聴回数を記録している。同曲が収録されたサウンドトラックは、今週のアルバム・チャートで再び4位にランクアップした。トゥエンティ・ワン・パイロッツも、この曲の他「ライド」が6位に浮上している。
また、2曲ランクインしているアーティストでは、7位にダウンした、カルヴィン・ハリスと再タッグを組んだ「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー」と、9位に息を吹き返した「ニーデド・ミー」をダブル・エントリーさせているリアーナがいて、今週は、TOP10内に3組のアーティストが2曲同時ランクインをさせていることになる。
今週新たにTOP10入りを果たしたのは、チャーリー・プースとセレーナ・ゴメスのデュエット曲「ウィ・ドント・トーク・エニモア」。昨年秋から3曲連続でTOP10入りを果たしているセレーナにとっては6曲目のTOP10入りで、チャーリー・プースにとっては、2015年の年間チャート3位をマークした、ウィズ・カリファとの「シー・ユー・アゲイン」以来、およそ1年振り、自身2曲目となるTOP10入りで、チャーリー・プース名義でのシングルとしては、初のTOP10入りとなる。
画面が2つに分かれたミュージックビデオが話題を呼び、既に1億4000万回の視聴回数を記録している。ヒットしている理由として、このビデオのストリーミング・ポイントが大きく貢献していることがあげられる。セレーナ・ゴメスは【リバイバル・ワールド・ツアー】で、チャーリー・プースは【SUMMER SONIC 2016】で、両者とも8月に来日公演を果たしたばかりだ。
TOP10以下では、【MTVビデオ・ミュージック・アワード】のパフォーマンスで火が付き、アリアナ・グランデとニッキー・ミナージュのコラボソング「サイド・トゥ・サイド」が31位から18位へ急上昇。アリアナはアルバム『デンジャラス・ウーマン』から4曲目のTOP10入りを狙う。52位にはシーアの新曲「ザ・グレイテスト」が初登場。ラッパー、ケンドリック・ラマーをゲストに迎えた意欲作で、この曲が収録される8枚目のアルバムは、今年中にリリースされる予定だ。
Text:本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、14日22時以降となります。
◎【Hot100】トップ10
1位「クローサー」ザ・チェインスモーカーズ feat.ホールジー
2位「ヒーゼンズ」トゥエンティ・ワン・パイロッツ
3位「コールド・ウォーター」メジャー・レイザーfeat.ジャスティン・ビーバー&ムー
4位「チープ・スリルズ」シーア feat.ショーン・ポール
5位「ドント・レット・ミー・ダウン feat.ダヤ」ザ・チェインスモーカーズ
6位「ライド」トウェンティ・ワン・パイロッツ
7位「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー feat.リアーナ」カルヴィン・ハリス
8位「センド・マイ・ラヴ(トゥ・ユア・ニュー・ラヴァー)」アデル
9位「ニーデド・ミー」リアーナ
10位「ワン・ダンス」ドレイク
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