2016/09/05
監督クリント・イーストウッド、主演トム・ハンクスのアカデミー賞コンビが贈る、映画『ハドソン川の奇跡』の最新映像が公開された。
本作品は、ニューヨークのハドソン川で起こった“奇跡”と賞賛された、航空機事故の生還劇に隠された実話を描く。公開となった最新映像では、制御不能となった航空機が不時着する衝撃の瞬間が明らかとなった。制御不能となった70トンの航空機は、極寒のニューヨークの上空850メートルで全エンジンが完全停止し、機内では緊急サイレンが鳴り響いている。航空機はニューヨークの街中を通り抜け、乗客の命はおろか、160万人が住むニューヨーク市内に墜落するかもしれないという未曽有の危機が刻一刻と迫っていた。そんな究極の状況の中、サリー機長は航空機をハドソン川に着水させることを、たった208秒で決断。乗員乗客155人全員が死を覚悟した瞬間、航空機はハドソン川に不時着した。衝撃が走る機内には水が押し寄せ、極限の状態にパニックに陥る乗客たち。一刻も早く脱出を図る乗客たちの緊迫の姿をとらえている。
クリント・イーストウッド監督は、21歳のとき乗っていた飛行機がレイズ岬沖に不時着するという、本作品のサリー機長と同じ経験をしていた。「同じような状況を経験した者としては、パイロットならば、滑走路もない陸地へ向かうよりは、私も着水に賭けたんじゃないかと思う。」とイーストウッドは推測する。サリー機長を演じる俳優のトム・ハンクスは、航空機の不時着寸前の極限状態について「私はパイロットではないが、ハドソン川への着水が不可能だということは分かる」と言及。その後、容疑者にされてしまうサリーの運命については「サリーは自分が英雄だなんて決して言わないでしょう。彼が行ったことは英雄的行為だが、彼はその代償を払うことになるんだ。」と語った。
◎公開情報『ハドソン川の奇跡』
9月24日(土) 丸の内ピカデリー 新宿ピカデリー他全国ロードショー
ワーナー・ブラザース映画配給
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