2016/08/23
9月3日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”は、ホールジーをフィーチャーしたEDMデュオ、ザ・チェインスモーカーズの「クローサー」が先週6位から浮上し、チャートイン3週目にして1位に立った。それぞれのアーティストにとって同チャート初のNo.1獲得となった。
“Hot 100”58年の歴史の中で1,057作目のNo.1ソングとなる「クローサー」。8月18日締め週の調査で11万6,000ダウンロードを記録(ニールセン・ミュージック調べ)し、“Digital Songs”チャートでも2度目の首位に立ったほか、“Streaming Songs”チャートでは初の1位に。公式ビデオはまだリリック・ビデオのみで、同曲のトータルクリック数の半数以上がSpotifyでのストリーミング数を占めた。そのサブスクリプション・サービスをもとにした“On-Demand Songs”チャートでは2週目の首位をマークしている。
アンドリュー・タガートとアレックス・ポールによるザ・チェインスモーカーズは、2014年に最高位16位をマークした「#Selfie」で同チャート入りして以来、チャートポジションを上げてきた。2016年では、2月にロゼスをフィーチャーした「ローズ」が最高6位、7月にダヤをフィーチャーした「ドント・レット・ミー・ダウン」が最高3位(今週も8位をキープ)と、3曲がトップ10入りしている。
なお、「クローサー」にその座を奪われたシーアの「チープ・スリルズ」(feat.ショーン・ポール)は、4週No.1を経ての2位となったものの、依然として全米のラジオで最も聞かれており、“Radio Songs”チャートでは3週目の1位をマークしている。
続く3位は、ジャスティン・ビーバーとムーをフィーチャーしたメジャー・レイザーの「コールド・ウォーター」で、チャートイン4週目で先週2位からのランクダウンだ。“Streaming Songs”チャートでも初登場から3週にわたり1位に立っていたものの、今週は2位にダウンしている。
4位は『スーサイド・スクワッド・サウンドトラック』からトゥエンティ・ワン・パイロッツの「ヒーサンズ」だ。同サントラは現在、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で2週目の1位となっている。
トゥエンティ・ワン・パイロッツはさらに、2015年のアルバム『ブラーリーフェイス』からの「ライド」が先週7位から最高位6位へと再浮上。8月27日付の同チャートでオルタナティブ・デュオもしくはグループとして初の2曲同時トップ10入りの快挙を成しているが、これで2週目となった。(オルタナティブ・アーティスト全般では、これまでにロードだけが2014年に「ロイヤルズ」と「チーム」で3週にわたり2曲同時入りを達成している)
トゥエンティ・ワン・パイロッツの2曲の間に入っているのは、リアーナをフィーチャーしたカルヴィン・ハリスの「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー」だ。先週最高位だった3位から5位へのダウンだが、“Radio Songs”チャートでは2位を、“Streaming Songs”チャートでは7位をそれぞれキープしている。
7位は先週5位から2ランクダウンのドレイクの「ワン・ダンス」だ。“Hot R&B/Hip-Hop Songs”チャートでは依然として16週目の1位をマークし、その記録を伸ばし続けている。
“Hot 100”のトップ10終盤は、上述のとおりザ・チェインスモーカーズの「ドント・レット・ミー・ダウン」が8位、9位にはジャスティン・ティンバーレイクの元No.1ソング「キャント・ストップ・ザ・フィーリング!」、そしてアデルの「センド・マイ・ラヴ(トゥ・ユア・ニュー・ラヴァー)」が10位という結果となっている。
なお、トップ10圏外で注目すべきは、ショーン・メンデスの「Treat You Better」が先週14位から12位へと浮上、リアーナをフィーチャーしたドレイクの「トゥー・グッド」が17位から14位に浮上しトップ15入り、Kaiをフィーチャーしたフルームの「ネヴァー・ビー・ライク・ユー」が25位から20位へ浮上のトップ20入りを果たしている。また、ダヤの「Sit Still, Look Pretty」が今週初めてトップ40入り(先週56位から36位)した。これは彼女にとって3曲目となるトップ40入りで、デビュー・シングル「Hide Away」(23位/3月)、ザ・チェインスモーカーズの「ドント・レット・ミー・ダウン」に続くものだ。
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