Billboard JAPAN


NEWS

2016/07/20

【米ビルボード・ソング・チャート】ドレイクが2016年最長No.1記録&自己最長No.1記録を更新、リアーナも依然と好調

 ドレイクの「ワン・ダンス」が、2016年最長記録を更新し、10週目の首位を死守した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 9週連続の首位をマークした、リアーナの「ワーク」を抜き、2016年度首位最長記録を更新した、ドレイクの「ワン・ダンス」。尚、「ワーク」にはフィーチャリング・ア―ティストとしてドレイクも参加しているので、自己最長記録を更新したことにもなる。

 また、この曲が収録されたアルバム『ヴューズ』も、今週のアルバム・チャートで再び首位に返り咲き、シングル共に通算10週目のNo.1をマークした。アルバムからは、「コントローラ」が18位から16位へ浮上し、「ワン・ダンス」に続く2曲目のTOP10入りを狙う。また、相性の良さをアプロ―チした、リアーナとのコラボ曲「トゥ・グッド」も、先週の22位から19位へアップし、TOP20位内に3曲を送り込むという快挙を成し遂げた。

 一方のリアーナも、4位にカルヴィン・ハリスとのデュエット曲「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー」、7位に「ニーデド・ミー」、21位には、粘り強く「ワーク」がランクインしていて、アルバム『アンチ』は今週も6位に停滞中、初登場から25週間、一度もTOP10外にランクダウンしていない。

 そのリアーナのライバル的存在でもある、ケイティ・ペリーの新曲「ライズ」が7月14日にサプライズ・リリースされ、次週チャートインが予想されている。この曲は、アメリカの放送局NBCのオリンピック・テーマソングとして起用され、歌詞も応援歌的内容に仕上がっている。14日にアップル・ミュージックとiTunesで発売されたと同時に、スポーツ選手が登場するNBCの放送用ビデオが公開され、4日間で1000万視聴回数を記録した。

 その翌日7月15日には、ブリトニー・スピアーズの新曲「メイク・ミー」が発売され、こちらもサプライズ・リリースということで話題をよんでいる。今年、「ミー、マイセルフ・アンド・アイ」が大ヒットした、人気ラッパー、Gイージーをゲストに迎えたR&B調のミッド・チューンで、ブリトニーのシングルとしては珍しいタイプの楽曲だ。この曲が収録される、9枚目のスタジオ・アルバムも現在制作中。次週は、オーディオ・ビデオのストリーミング・ポイントが加算され、チャートインすることが予想されている。

 今週、TOP10入りを果たしたのは、女王アデルの新曲「センド・マイ・ラヴ(トゥ・ユア・ニュー・ラヴァー)」。ジワジワと順位を伸ばし、登場9週目で10位にランクイン。アメリカだけでも1000万枚に到達することが期待されている、大ヒットアルバム『25』から、先行シングル「ハロー」に続く2曲目のTOP10入りとなる。

 「オーランド銃乱射事件」犠牲者のためにリリースした、ジェニファー・ロペスの新曲「ラブ・メイク・ザ・ワールド・ゴー・ラウンド」が、72位に初登場。売上を寄付金として、被害者の家族たちを支援するとツイッターなどでプロモーションしたが、ストリーミングが主流の現代にはヒットに繋げることが難しく、セールスも伸び悩んだ。

Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、20日22時以降となります。

◎【Hot100】トップ10
1位「ワン・ダンス」ドレイク
2位「キャント・ストップ・ザ・フィーリング」ジャスティン・ティンバーレイク
3位「チープ・スリルズ」シーア feat.ショーン・ポール
4位「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー feat.リアーナ」カルヴィン・ハリス
5位「ドント・レット・ミー・ダウン」ザ・チェインスモーカーズ
6位「ライド」トウェンティ・ワン・パイロッツ
7位「ニーデド・ミー」リアーナ
8位「パンダ」デザイナー
9位「ドント・マインド」ケント・ジョーンズ
10位「センド・マイ・ラヴ(トゥ・ユア・ニュー・ラヴァー)」アデル

ドレイク その他の画像・最新情報へ

関連商品

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    <インタビュー>LiSA 全国アリーナツアーで決めた“戦い続ける”覚悟――今だから持つ自信と不安、そして至った新曲「QUEEN」

  2. 2

    SEVENTEENが癒し&傷を表現、日本4thシングル『消費期限』コンセプトフォト

  3. 3

    こっちのけんと「はいよろこんで」ストリーミング累計1億回再生突破

  4. 4

    【先ヨミ・デジタル】Stray Kids『GIANT』がDLアルバム首位走行中 Sound Horizon/三代目JSBが続く

  5. 5

    <インタビュー>Aile The Shotaが今考える、「リアル」で「ポップ」であるということ――より自らと向き合い、“J-POPSTAR”への道を固めた1stアルバム『REAL POP』

HOT IMAGES

注目の画像