2016/07/13 09:00
ブリンク182の5年ぶり、7枚目となるスタジオ・アルバム『カリフォルニア』が首位デビューを果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
通算9週のNo.1をマークした、ドレイクの『ヴューズ』を蹴落とし、見事首位デビューを果たした、ブリンク182。2001年にNo.1デビューを果たした4thアルバム『テイク・オフ・ユア・パンツ・アンド・ジャケット』に続く、2作目の全米首位獲得で、英国(UK)チャートでは、自身初の首位デビューを果たした。
初動枚数は18万枚を突破し、2位以下と5万枚以上離しての首位獲得となったが、先行シングル「ボアード・トゥ・デス」は今週85位と、アルバム発売週にもかかわらず、伸び悩んだ。シングル曲のヒットがないと、一気にランクを落とすことが目立つようになった、昨今のアルバム・チャート。ブリンク182が、次週、2週目の首位を死守するのは、難しいかもしれない。
一方、2位にダウンしたドレイクの『ヴューズ』は、今週も11万枚の週間セールスを獲得し、絶好調。シングル「ワン・ダンス」もソング・チャートで9週目のNo.1に居座り、アルバムの売上に繋げている。次週は、再び首位に返り咲き、10週目のNo.1を獲得する可能性も高い。4位のビヨンセ、5位のトゥエンティ・ワン・パイロッツ、6位のリアーナ、7位のアデルも、シングル曲のポイントにより、アルバム・チャートでもTOP10内に粘り強く居座り続けている。
『“ブラック”サマーズナイト』(2009年)が、初動枚数30万枚を突破し、堂々の首位デビューを果たしたマックスウェルの、第二弾アルバム『ブラック“サマーズ”ナイト』は、No.1デビューが期待されていたが、フタを開ければ初動枚数6万枚と、前作から一気に数字を落とし、ドレイクにも届かず、3位に初登場となった。アルバムの内容自体はすばらしいが、シングル曲のヒットがないのと、プロモーション不足が売上に繋がらなかった原因だろう。マックスウェルは、8月に初の来日公演を果たす。
ゲイザースバーグ出身のラッパー、ロジックのミックステープ『ボビー・タランティーノ』が16位に、ソング・チャートで首位獲得を果たした、デビュー曲「パンダ」が大ヒット中の、デザイナーのミックステープ『ニュー・イングリッシュ』が22位に、ラップ界の新星たちが、それぞれデビューを果たした。スヌープ・ドッグの新作『クール・エイド』は勢い振るわず、40位と大御所の威厳を損じた。
Text:本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、13日22時以降となります。
◎【Hot200】トップ10
1位『カリフォルニア』ブリンク182
2位『ヴューズ』ドレイク
3位『ブラック“サマーズ”ナイト』マックスウェル
4位『レモネード』ビヨンセ
5位『ブラーリーフェイス』トウェンティ・ワン・パイロッツ
6位『アンチ』リアーナ
7位『25』アデル
8位『ハミルトン:アメリカン・ミュージカル』サウンドトラック
9位『エピックAF』
10位『イフ・アイム・オネスト』ブレイク・シェルトン
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