Billboard JAPAN


NEWS

2016/06/08

【米ビルボード・ソング・チャート】無敵のドレイクが通算4週目のNo.1に、注目の5Hは4位に停滞

 無敵のラッパー、ドレイクの「ワン・ダンス」が、通算4週目の首位をマークした、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 とにかく強いとしかいいようがない、ラッパーのドレイク。2016年最長の9週首位をマークした、リアーナの「ワーク」(今週12位)が大ヒットに至ったのも、ドレイクがパートナーとして参加したことが理由のひとつにある。また、「ワン・ダンス」が収録されている、最新アルバム『ヴューズ』も、今週で初登場から5週目のNo.1をマークし、強豪を寄せ付けない強さをみせている。

 ドレイクの登場に話題をさらわれたが、2位にランクインしているラッパー、デザイナーの「パンダ」も、5月7日~14日付ソング・チャートで2週の首位をマークしていて、その後も2位に停滞し、順調にポイントを稼ぎ続けている。また、5月17日には公式ビデオもリリースされ、公開20日で3000万回視聴回数を突破し、ヒットを記録している。

 今週のアルバム・チャートで4位に初登場を果たした、フィフス・ハーモニーの『7/27』からの先行シングル「ワーク・フロム・ホーム」は、惜しくもTOP3入りできず、4位に停滞。ガールズ・グループとしては、2004年末にリリースされた、ディスティニーズ・チャイルドの「ソルジャー」(最高位3位)以来となる、12年ぶりのTOP3入りが期待されていたが、3位のジャスティン・ティンバーレイクには届かなかった。

 8位には「ニーデド・ミー」が、そして9位には、先週の11位から再びTOP10入りを果たした、「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー」が並んでランクインしているリアーナ。アルバム『アンチ』は、初登場週である2月20日付から、1週も逃さず、18週連続でTOP10入りし続けている。一方、「ディス・イズ~」のメイン・アーティストであるカルヴィン・ハリスは、交通事故でライブをキャンセルしたり、テイラー・スウィフトとの破局が報じられたりと、私生活面で話題をさらった。

 今週新たにTOP10入りしたのは、2016年7月1日に公開される映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の主題歌である、P!NK(ピンク)の「ジャスト・ライク・ファイア」。ピンクにとっては、通算15曲目のTOP10入りで、5月8日に公開されたビデオは、2400万回の視聴回数を記録している。映画の公開が近いことと、5月22日に開催された【2016 Billboard Music Awards】のパフォーマンス効果もあるが、映画の主演を務めるジョニー・デップのDV疑惑による離婚報道が、この曲のヒットを後押ししたかと思われる。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、8日22時以降となります。

◎【Hot100】トップ10
1位「ワン・ダンス」ドレイク
2位「パンダ」デザイナー
3位「キャント・ストップ・ザ・フィーリング」ジャスティン・ティンバーレイク
4位「ワーク・フロム・ホーム feat.タイ・ダラー・サイン」フィフス・ハーモニー
5位「ドント・レット・ミー・ダウン」ザ・チェインスモーカーズ
6位「7イヤーズ」ルーカス・グラハム
7位「アイ・トゥック・ア・ピル・イン・イビザ」マイク・ポスナー
8位「ニーデド・ミー」リアーナ
9位「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー feat.リアーナ」カルヴィン・ハリス
10位「ジャスト・ライク・ファイア」P!NK

ドレイク その他の画像・最新情報へ

関連商品

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    <インタビュー>YUTA(NCT) ミニアルバム『Depth』に込めたソロアーティストとしての挑戦――「たくさんの経験があったから今がある」

  2. 2

    和楽器バンド、活休前最後のツアーが開幕 10年分の感謝をこめた渾身のステージ

  3. 3

    JO1、ワールドツアー開催を発表「ここから世界に羽ばたいていきます」

  4. 4

    <インタビュー>米津玄師 新曲「Azalea」で向き合った、恋愛における“距離”――「愛情」の源にある“剥き身の生”とは

  5. 5

    <ライブレポート>ano「次に会う時まで必ず生きて」――ツアー追加公演完走、音楽でたどり着いた“絶対聖域”

HOT IMAGES

注目の画像