2016/06/07
2016年8月26日より全国公開される新海誠監督の長編大作アニメーション映画『君の名は。』の追加キャスト(声)として長澤まさみと市原悦子の出演が発表された。
本作品は、『秒速5センチメートル』(07年)、『言の葉の庭』(13年)など、意欲的な作品を数多く作り出し、次世代の宮崎駿・ポスト細田守と称される気鋭のアニメーション映画監督・新海誠の最新作。出会うはずのない少女・三葉と少年・瀧が夢の中で入れ替わり、互いに惹かれていく中で、次第に二人がある運命に翻弄されていくというエンタテインメント要素満載の作品となっている。
瀧役には、同世代の中でひときわ異彩を放つ演技派俳優・神木隆之介。三葉役には、オーディションでその役を射止めた上白石萌音。そして今回出演が明らかとなった長澤まさみは、瀧が密かに想いを寄せるバイト先の先輩・奥寺ミキを、市原悦子は、三葉の祖母・宮水一葉を演じることとなった。神木、上白石、長澤、市原の4人は今作が初共演となる。
また、三葉の妹・四葉を人気子役の谷花音、三葉の同級生・勅使河原克彦を『MEN'S NON-NO』の人気モデル・成田凌が担当するほか、三葉の同級生・名取早耶香を悠木碧、瀧の同級生・藤井司を島崎信長、同じく瀧の同級生・高木真太を石川界人といった、人気実力を兼ね備えた若手声優の3人がそれぞれ声を担当することも発表された。
(C)2016「君の名は。」製作委員会
◎長澤まさみ-コメント
新海監督の作品は本当に映像が美しくて、リアルとアニメが混在している感覚がすごく心地良いです。『君の名は。』も映像を一目観ると、一気に空気感が身体の中に入ってきて、とても気持ち良い作品だと思います。“奥寺先輩”は主人公の憧れの女の人なので、大人っぽさ、優しさ、少しだけ色っぽさが出るよう意識しました。子供の頃から『家政婦は見た!』と『まんが日本昔ばなし』がとっても大好きで、今回市原さんのお声を聞くのを楽しみにしていました。市原さんと一緒の作品に参加できて、本当に光栄に思います。
◎市原悦子-コメント
アニメはどこまでも広がる世界で、そこに声の出演として参加するのは昔から大好きでした。『君の名は。』では、都会に憧れる若者たちの、掴みどころのない、希望と不安で揺れているような心情が描かれていて、それは私には新鮮で触れたことのない世界でした。分からないからこそ面白くて、やってみたいと思い、受けさせていただきました。新海監督はとても丁寧に演出され、出演者にもとても優しく、これも驚きでした。
◎新海誠監督-コメント
「憧れの先輩」役である奥寺ミキは、ともすれば記号的表現の範囲内でも収まってしまうキャラクターです。しかし長澤まさみさんの声は、そこに圧倒的な実在感と共感性を吹き込んでくれました。劇中では描いていない奥寺の陰影までも感じさせるような長澤さんの芝居に、すべての「男の子たち」はどぎまぎさせられてしまうはずです。
ヒロインの祖母である宮水一葉は、先祖から受け継がれてきた知恵と神秘の語り部であり、同時に孫に昔話を語る身近なお祖母ちゃんでもあります。『まんが日本昔ばなし』に育てられた僕にとっては、ですから一葉役は市原悦子さん以外にあり得ませんでした。最高の語りをいただけました。ご出演いただけたことに、ひたすら感激しています。
◎映画『君の名は。』
2016年8月26日(金)全国東宝系ロードショー
監督・脚本:新海誠
作画監督:安藤雅司
キャラクターデザイン:田中将賀
音楽:RADWIMPS
声の出演:神木隆之介 上白石萌音 長澤まさみ 市原悦子 ほか
-ストーリー-
「まだ会ったことのない君を、探している」
山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉(みつは)、そして、東京に暮らす男子高校生の瀧(たき)。出会うはずのない二人は、ある日、お互いの存在を知る。それは、心と身体が“入れ替る”、不思議な夢の中で……。少年と少女が経験する恋と奇跡の物語。世界の違う二人の隔たりと繋がりから生まれる「距離」。新海誠はその物語を圧倒的な映像美とスケールで描き出す。誰もが経験したことのない、アニメーションの新領域。新たな“不朽の名作”が、この夏、誕生する。
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