2016/05/24
先週末に51歳の若さで急逝したメガデスの元ドラマー、ニック・メンザに対し、同バンドの中心人物であるデイヴ・ムステインが5月22日、「ショックで、呆然としており、悲しみで気持ちの整理がつかない」などと綴った感動的な追悼コメントを公開した。
元々はバンド・テックとして働いていたものの、1989年にその才能と人間性を認められ正式メンバーとなったメンザ。メガデスのアルバムでは、1990年の『ラスト・イン・ピース』(米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”最高23位)から1997年の『クリプティック・ライティングス』(同最高10位)までプレイし、その後袖を分かつこととなった。ムステインは「我々、兄弟みな、意見が合わない時もあったが、我々の結束は終始強固なものだった」と説明している。
アーティストとしてのメンザについて、「非常に強力でジャジーな感覚と、予測不能な面白さを持っていた。彼は偉大なドラマーであったとともに、一人の人間として、バンドメイトとして、友人として過ごした時間はさらに楽しいものだった」と綴るムステイン。「バンドに戻るよう何度か彼と話し合ったが、様々な理由で実現しなかった。ずっと連絡は取り合っており、最近も我々のショーに彼が来ていた。彼は変わらず素晴らしい友人であり、真のプロフェッショナルで、素晴らしい人柄だった」とも加えている。
ニック・メンザは5月21日、自身の新しいバンド“Ohm”にてロサンゼルスでコンサートをやっている最中に倒れ、その後亡くなった。死因は心臓発作とみられている。
「メガデス・ファミリーはお互いを気遣い、ニックの子供たちをサポートする取り組みについてすぐに耳を傾けるつもりだ」と説明するムステインは、「我々ファミリーはみな繋がっており、自身や自身が愛する者たちを気遣っている」と述べている。
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