2016/03/23
東京スカパラダイスオーケストラfeat. Ken Yokoyamaのコラボシングルが、綾野剛主演映画『日本で一番悪い奴ら』の主題歌に決定した。
映画『日本で一番悪い奴ら』は、やらせ捜査が発覚し“日本警察史上最大の不祥事”といわれる実際の事件を題材に、北海道警察・刑事の壮絶な26年間を描いた物語。主演に、映画やドラマなど出演作が目白押しの俳優・綾野剛を迎え、実在の連続殺人事件を基にした映画『凶悪』で2013年国内映画賞を総なめにした白石和彌が監督を務める。
綾野剛演じる北海道警の刑事・諸星は、捜査協力者で“S”と呼ばれる裏社会のスパイとともに悪事に手を染めていく。諸星に協力する“S”として、中村獅童、YOUNG DAIS、お笑い芸人デニスの植野行雄が出演。さらに、諸星の先輩刑事をピエール瀧が演じ、異色の犯罪チーム“チーム日悪”を結成している。「正義の味方、悪を絶つ」の信念の元、規格外の捜査をまっとうしていく諸星が辿り着く先には……。といった興味深い内容となっている。
本作の主題歌が、“Tokyo Ska”で世界を股にかけ活躍する、東京スカパラダイスオーケストラと、カリスマ的人気を誇る伝説のバンドHi-STANDARDやソロでも活躍するギタリスト、Ken Yokoyamaが最強タッグを組んだ楽曲「道なき道、反骨の。」に決定した。綾野剛率いる“チーム日悪”に最高の助っ人が参加することになった。
この主題歌を含むシングルが、映画公開に併せて「東京スカパラダイスオーケストラ feat. Ken Yokoyama」として、6月22日にリリース予定。東京スカパラダイスオーケストラは、これまでも奥田民生や甲本ヒロトなど、最近では尾崎世界観(クリープハイプ)、片平里菜など外部シンガーをゲストに迎えた企画を実施するなど、さまざまなミュージシャンやバンドとのコラボレーション企画を実施している。
Ken Yokoyamaをゲストボーカルに迎えた「道なき道、反骨の。」は、作詞を谷中敦、作曲を川上つよしが務め、Hi-STANDARDからソロ活動時を含めて、Ken Yokoyamaが日本語歌詞で歌った楽曲リリースは、オリジナル作品としては今回が初。さらに、Ken Yokoyamaが映画主題歌を歌うのも初となる。楽曲で謳われている反骨のヒーローは、綾野が演じる主人公・諸星を想起させ、音楽と映画の最強のコラボレーションが実現している。
◎谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)のコメント
「僕らの時代には、反骨のヒーローが輝いて見えました。彼らの生き様には、社会人として不適切な行動があったとしても、世俗的な時流や不当な権力に対して抗う姿に、閃きや気づき、世の中を新しくしていこうという生命力の輝きを感じたのです。今は反骨精神の時代ではないのかも知れませんが、今回は、敢えて、スカパラと横山健でそれを謳おうと思ったのです。夢を持って時流に反骨し、挫折しながら世の中を学び、仲間の大切さを知る。これは人生に於いてとても大切なプロセスだと思うのです。」
◎綾野剛のコメント
「諸星要一として、一言。最後の最期で、正しい道を示して頂けました。感謝の極みです。」
◎白石和彌監督のコメント
「もう最高な奇跡のコラボに一瞬にして体温が跳ね上がります! 主人公・諸星がノンストップでまさに道なき道を切り開き、人生を疾走させていく! たとえ、それが間違った道であれ、人生にあと戻りはないのだ!
この曲を聴いて僕自身映画の見え方がまた違った色を帯びました! そう、反骨! まさに諸星の人生を体現し、そして映画に新たな熱と速度をもたらしてくれる素晴らしい曲です! お楽しみに!」
◎映画『日本で一番悪い奴ら』
監督:白石和彌、脚本:池上純哉、音楽:安川午朗、原作:稲葉圭昭『恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白』(講談社文庫)
出演:綾野剛、YOUNG DAIS、植野行雄(デニス)、ピエール瀧、中村獅童
配給:東映・日活、制作プロダクション:ジャンゴフィルム、企画協力:フラミンゴ
製作:『日本で一番悪い奴ら』製作委員会(日活 東映 木下グループ カルチュア・エンタテインメント ぴあ GYAO ポニーキャニオンエンタープライズ)
(C)2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会
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