2016/02/25
2016年1月29日にリリースされたデビュー・アルバム『ナイン・トラック・マインド』が、各国でTOP10入りし、世界中でヒットを記録している、最もホットなシンガー、チャーリープース。本作から先行シングルとしてリリースされたデビュー曲「マーヴィン・ゲイ」が、UKやアイルランドで首位をマークし、大ヒットしたのも記憶に新しいが、アルバムから2ndシングルとしてリリースされた、「ワン・コール・アウェイ」が、チャートを急上昇している。
アルバム冒頭を飾るこの曲は、チャーリー・プースを世に知らしめた、ウィズ・カリファの「シー・ユー・アゲイン」を手掛けた、ジャスティン・フランクスが担当。「これぞ美メロ」と云うべく、チャーリーの美声を最大限に活かしたメロウ・チューンで、「シー・ユー・アゲイン」に酔いしれたファンにとっても、納得の1曲。昨今のミュージック・シーンで、ここまでシンプルに、策略なく認められるシンガーも珍しい。
学園ものの海外ドラマ仕立てにストーリーが展開するビデオは、5500万回視聴回数を突破。チャーリー・プースの楽曲は、映像がない状態でも、彼の声だけで十分なクオリティを持ち合わせているが、ビデオを改めてみると、そのヴォーカルに見事にマッチした、美しい顔立ちが伺える。このビジュアルだけでもファンを獲得できるのに、それに加えてこの歌声、そしてビデオの中でもみせる弾き語りなど、音楽の才能まで持ち合わせているのだから、完璧としかいいようがない。
タイトルからも連想できるように、この曲は電話を題材にした内容で、「ワン・コール・アウェイ」とは、「会いたいときには電話一本くれれば駆け付ける」、という意味にも使われる。かつては、ラッパーのチンギ―が、同タイトルで大ヒットを記録した(2004年最高位2位)。落ち込んでいる誰かを助けるべく、「いつでも呼んで」というメッセージが込められていて、対女性ともとれるが、親友やファンへのメッセージとも受け取れるナンバーだ。
先日開催された【第58回グラミー賞授賞式】では、「シー・ユー・アゲイン」が「最優秀楽曲賞」、「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」、「最優秀楽曲賞映画・テレビ・その他映像部門」の3部門にノミネートされ、注目を集めた。年始から順調にランキングを伸ばし、最新シングル・チャート(3月5日付)では、12位まで到達、TOP10入りが間近となっている。「ワン・コール・アウェイ」のヒットを受け、2015年に続き、チャーリー・プースのブレイクは引き続く。
Text: 本家 一成
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