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2016/02/21

日本最大級のクラシックの祭典LFJ2016、自然をテーマに小曽根真、VOCES8、小林愛美、庄司紗矢香らが熱演

 ゴールデンウィークの風物詩【ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2016】が、5月3日から5日まで開催される。

 今年のテーマは「ナチュール 自然と音楽」。自然の美しさからインスピレーションを受けて生まれた数々の名曲が、有料無料合わせて約350公演行われる。アーティスティックディレクターのルネ・マルタンは記者発表会で「今回のテーマに沿って選んだ候補曲は1600曲。この数字からも、いかに多くの作曲家が自然から影響を受けたかが分かるだろう。ルネッサンスからバロック時代までの作曲家は鳥の声や自然を音楽で模倣するような作品を作った。そして、それ以降の作曲家は自然から受けたインスピレーションを表現するという方法に変化していった。5世紀にわたる音楽の歴史を、1つのテーマで結ぶことで自然が与えた影響を伝えたい」と説明した。

 会場は、東京国際フォーラムを中心に日比谷、丸の内、有楽町エリアに設けられ、今年は新たに日比谷野外音楽堂が加わる。そして、より多くの人々に楽しんでもらえるようにと料金の見直しが行われ、国際フォーラム内の大規模ホールについては3000円以下を中心に、日比谷野音公演は自由席2000円に設定された。

 当日は、ヴィヴァルディの「四季」や、スメタナの「モルダウ」など定番の作品の他、マックス・リヒターの編曲版「四季」、フィリップ・グラスによる「四季」など、様々な作曲家の「四季」の聞き比べや、鳥のさえずりを表現する男性ヴォーカルユニット、ジョニー・ラス&ジャン・ブコーによるパフォーマンスなど、なかなか聴く機会のないプログラムも盛りだくさん。また、今回は藤倉大や武満徹など、日本人作曲家の作品も数多く取り上げられる点にも注目したい。メインビジュアルを手がけたのは映画『言の葉の庭』をはじめ、平面絵画を軸に立体作品やアニメーションまで幅広く手掛ける美術家の四宮義俊。美しい木々の間で嬉しそうに光を浴びる楽器たちが、LFJ2016への期待を高めてくれるだろう。 

◎開催概要【ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2016】
テーマ:「la nature ナチュール - 自然と音楽」
日程:2016年5月3日(火・祝)、4日(水・祝)、5日(木・祝)
会場:東京国際フォーラム、日比谷公園大音楽堂、大手町・丸の内・有楽町エリア
More info:http://www.lfj.jp/lfj_2016/

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