2016/02/16
ボブ・ディランがハリウッドにある有名スタジオ“Capitol Studios”のスタジオBに戻っているようだ。レコーディング・エンジニアのアル・シュミットが米ビルボードに対し2月11日、2015年の前作『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』の次のアルバムのレコーディングであると語った。ロサンゼルスでレコーディング・アカデミーによる“Producers & Engineers Wing”(プロデューサー、技術者で構成されるレコーディング・アカデミーの付属部門)が行ったリック・ルービンの表彰式でのことだ。
20回にわたるグラミー賞受賞や、『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』でもエンジニアを務めたシュミットによると、ディランは今回もスタンダード曲をカバーするという。ただし、前作のように全曲フランク・シナトラのカバーになるかは不明だ。
ルービンの表彰式に出席するためディランのいるスタジオを出てきたばかりのシュミットは、「すごくうまく行っているよ」とコメント。ディランは同アルバムでもジャック・フロストの名でプロデュースしているものと思われる。
シュミットは、「彼は絶好調さ。スタジオではひどく機嫌が良い。楽しくやっているよ。我々はバラバラになっていたシューズがまた一緒になったかのようで、とても心地良いんだ」と話す。また、ディランの驚いた点を尋ねると、それは彼の思考力の高さだという。「彼は非常に頭が良く、状況のすべてを把握している。その時々で何が起きているのかいつも分かっているのさ」と答えた。
「魅惑の宵(Some Enchanted Evening)」や「枯葉(Autumn Leaves)」などのスタンダード曲を収録した『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』は、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場7位を記録。同アルバムは、ディランが5人編成のバンドとともにライブ・レコーディングしたものだ。
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