2016/02/16
2016年2月21日に放送となる「NHKスペシャル『新・映像の世紀』第5集」で、1960年代に世界で巻き起こった若者たちの反乱が特集、デヴィッド・ボウイやビートルズ、ミック・ジャガー、ボブ・ディランらも登場する。
“記録映像から追体験する歴史”をテーマに放送されている『新・映像の世紀』シリーズ。今回の「第5集」では、第二次世界大戦後、各国で大量に出現したベビーブーム世代に焦点を当て、彼らがその爆発的なエネルギーによって、生み出した新しい文化=カウンターカルチャーにも注目する。
番組では、60年代に出現したスーパースターの貴重な映像が続々と登場。1967年、世界初の衛星中継番組『Our World』にイギリスから参加し、「All you need is love」のレコーディング風景を披露したビートルズ。10万人が集まった人種差別撤廃を求める公民権運動の集会に参加するデビュー間もないボブ・ディラン。1968年のロンドンにて、ベトナム反戦を訴える5万人の若者の中に歩くローリングストーンズのミック・ジャガーの姿も見える。
また、番組のハイライトは、1987年、東西ベルリンの壁の前で野外ライブを行ったデビッド・ボウイ。ボウイはこの時、スピーカーの4分の1を会場の聴衆ではなく、ステージの後ろ側、つまり壁の向こう側の東ベルリンに向けており、そのボウイの声を聴こうと、東ドイツの若者たちが約5千人集まったとも言われている。今年1月10日のボウイの死後、ドイツ外務省が「グッド・バイ、デヴィッド・ボウイ。壁の崩壊に力を貸してくれてありがとう」と異例のツイートをしたことが話題になったが、なぜドイツ政府がそこまで感謝したのか、映像によって解き明かされる。
◎番組情報
「NHKスペシャル『新・映像の世紀』第5集」
2016年2月21日(日)21:00~21:49 総合テレビ
URL:http://www.nhk.or.jp/special/eizo/
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