2016/01/28 16:30
1月25日のツイートで「listening to ANTI」とつぶやき、3年ぶりとなる新作『ANTI』(アンチ)の完成をほのめかした、リアーナ。そして昨日1月27日には、アルバムからの先行シングル「ワーク」を発表。“#WORK”とハッシュタを付け、iTunesでの購入を促すツイートを投稿した。
昨年の10月に、アルバム・アートのお披露目イベントを行い、11月か12月にはアルバムがリリースされるとウワサされていたが、一向に発売される情報はないまま、2016年を迎えた。しかし、今月中旬に「Coming Soon」と、インスタグラムで投稿されてから、一気にアルバム・プロモーションが加速し、新曲のビデオ撮影も進んでいると発表。その新曲が、ドレイクをゲストに迎えた「ワーク」だ。
2月26日からスタートする、ワールド・ツアーのアートを引用した、ドレッドヘアにダークルージュをあしらったスタイルで、リアーナ自身は手で顔を覆っている。サウンドもアート同様、どっぷり黒く、かつフックを繰り返すリアーナ独自のサウンドセンスが光るナンバー。ドレイクとの相性も抜群で、2010年のNo.1ソング「ホワッツ・マイ・ネーム」の再タッグにして、5年越しの大ヒットにも期待できそうだ。
『ANTI』は、ジェイZが昨年3月に買収した定額音楽配信サービス「TIDAL」で現在ダウンロードすることができ、全13トラックが公開されているが、先行シングル「フォー・ファイヴ・セカンズ」や「ビッチ・ベター・ハヴ・マイ・マネー」、「アメリカン・オキシジン」はクレジットされていない。当初のシングル候補であった「キス・イット・ベター」や「ワーク」は予定通り、収録されている。
アルバムには、ニュージャージー州出身の期待の新星シザーや、ドレイク等が参加していて、大ヒット・ナンバー「アンブレラ」に参加したクーク・ハレルや、タイガや2チェインズ等のヒット曲を輩出した、DJマスタード、ティンバランドもクレジットされていて、その面子を見ても、“ポップ・アルバム”という概念を取っ払った、本格志向のブラック・ミュージックが堪能できる作品に仕上がっている。
先行シングル「ワーク」は、iTunesチャートでNo.1を獲得し、ビデオのリリースと共に、3年ぶりとなる首位獲得も期待できるだろう。そして、前作『アンアポロジェティック』に続く、アルバム・チャートNo.1デビューにも期待したい。何はともあれ、世界中が待ち続けたリアーナの新作が、ようやく解禁された…。
Text: 本家 一成
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