2016/01/26 11:30
2016年1月25日、ディアンジェロやロバート・グラスパーのバンドの(元)メンバーとしても知られる、現代ジャズ界を代表するドラマー、クリス・デイヴ。そんな彼が率いるバンド the Drumhedzが、ビルボードライブ東京にて来日公演初日を行った。
前回の来日公演ではベースとドラムにギター&サックスという4人編成だったthe Drumhedzだが、今回の来日ではクリスのドラムに加えて、ニック・マクナック(ベース)、ボビー・スパークス(キーボード)、ケヨン・ハロルド(トランペット)、フランク・モカ(パーカッション)という5人編成。メンバーを刷新し、言わば“新生 the Drumhedz”とも呼べる布陣でのライブとなった。ライブ冒頭、クリス自身がメンバー全員を紹介をしてからライブを始める念の入れようからも、その意気込みが伝わってきた。
ライブはエスニックともマシーン的とも言えそうなドラムとパーカッションが錯綜する一曲目からスリル満点。エレクトリック・マイルスを思わせるファンキーかつサイケデリックな演奏で、the Drumhedz ワールドを展開する。クリス・デイヴ自身の凄まじいドラム・テクニックはもちろん、その唯一無二のドラムセットから繰り出される破裂音のようなサウンドも、一層その音楽の異形を引き立てる。ジャズやヒップホップ、ファンクのファンだけでなく、ロックやパンクのファンにも強烈なインパクトを与えるであろうその演奏は、まさしく現在のクリス・デイヴ & the Drumhedzが踏み込んでいる領域を主張していた。
後半のMCでバンドの新作もリリース間近と明かしたクリス。そんな彼とバンドの現在地を“体験”するチャンスは、残すところ本日の2ステージのみとなる。気になる人はぜひ駆けつけて欲しい。
◎公演情報
【クリス・デイヴ & the Drumhedz】
2016年1月25日(月)<終了>
2016年1月26日(火)
1stステージ 開場17:30/開演19:00
2ndステージ 開場20:45/開演21:30
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