2016/01/19
デヴィッド・ボウイの最後のアルバム『★(ブラックスター)』が、1月30日付の米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場1位となることが明らかになった。ボウイにとっては初のNo.1アルバムだ。
デヴィッド・ボウイは1月10日にがんで亡くなった。同アルバムはその2日前にリリースされたばかりだった。
『★(ブラックスター)』は14日までの週において米国で18万1,000枚相当のセールスを記録(ニールセン・ミュージック調べ)。そのうち17万4,000枚が純粋なアルバム・セールスで、これはニールセンが1991年に音楽セールスを電子的に追跡して以来、ボウイにとって最高週間アルバム・セールスとなった。“Billboard 200”では従来のアルバム・セールスをはじめ、収録各曲の売り上げをアルバムの売り上げとして換算するtrack equivalent albums(TEA)や、同じくストリーミングを換算するstreaming equivalent albums(SEA)などの多元的消費をもとに人気のアルバムを週間ランキング化している。
訃報がセールスに影響しているのは明らかだが、同作のみならずボウイの他のアルバム9作品が“Billboard 200”にリエントリーもしくは初登場しているのにも注目だ。そのうち2作品がトップ40内におり、グレイテスト・ヒッツの『Best of Bowie』が4位、『ジギー・スターダスト』が21位となっている。
また、アーティストの死後にNo.1アルバムとなったのは、マイケル・ジャクソンの『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』サウンドトラックが2009年11月14日付のチャートを制した時以来のことだ。ジャクソンは同年6月に亡くなっている。
なお、“Billboard 200”トップ10の他作品は、7週連続1位だったアデルの『25』が2位へダウン(14万3,000枚セールス)、ジャスティン・ビーバーの『パーパス』が同じく10万4,000枚セールスで3位へダウンしている。
その他、トゥエンティ・ワン・パイロッツの『ブラーリーフェイス』が3位から5位へ(4万3,000)、ザ・ウィークエンドの『ビューティー・ビハインド・ザ・マッドネス』が4位から6位に(3万9,000)、クリス・ステープルトンの『Traveller』が7位をキープ(3万3,000)、ブライソン・ティラーの『Trapsoul』がおよそ3万3,000ユニットを売り上げ9位から最高位の8位へアップ、G-Eazyの『When It’s Dark Out』がデビュー週以来となるトップ10返り咲きで13位から9位へ上昇(2万9,000)、フェティ・ワップのセルフタイトル・アルバムが8位から10位へダウン(2万9,000)している。
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