2016/01/15 13:00
7度目を迎えた【Billboard JAPAN Music Awards 2015】。前年に引き続きJAPAN Hot100のイヤーエンドチャート100曲を対象として、「#BJMA2015」をつけた「アーティスト名」と「曲名」を含む期間中全てのTweetと、第一興商が提供するカラオケ「DAM」での歌唱回数を元に独自の歌唱ポイントを集計して50:50で合算し、みんなで作る2015年のヒットチャートが完成した。
栄えある第1位は西野カナ「トリセツ」。昨年の「Darling」に引き続いての首位獲得となった。今回も、Twitter3位、カラオケ4位と両データでバランス良くポイントを積み上げ、コアファンとライトユーザー共に訴求力の高さを見せつける結果に。驚くべきは、前回はトップ10以内に3曲、今回はなんと4曲がチャートインしたことだ。楽曲とアーティストの両面で、マーケットにアプローチできていることがよく分かり、毎週のJAPAN Hot100でも、次年度以降も勢いに陰りは見られない。
そして、秦 基博「ひまわりの約束」が昨年と同じく第2位となった。こちらもカラオケでのポイントに加え、Twitterでもポイントを獲得しており、次年度以降も安定した人気を誇る定番曲となったといえる。
カラオケでトップとなったback number「クリスマスソング」は、キラー・チューンを年末のタイミングでヒットに持ち込んだ彼らの強運とそれを裏打ちする実力を物語る結果だろう。2位以下に大差を付けてトップに立ったため、カラオケのポイントが後押しして総合順位でも3位に入る躍進となった。2016年での一層の躍進が期待されるアーティストの筆頭として、彼らの今後に注目だ。
Twitterでは、投票期間の20日間を通して東方神起とSKE48との激しい首位争いが目立ち、両アーティストのファンが牽引する形で、投票総数は270万票となった。結果、24時間中ほぼ休みなく投票し続けた東方神起ファンの熱意が勝り、Twitterトップは東方神起に。両曲ともカラオケ歌唱回数が伸び悩み、総合順位では4位5位と、残念ながら莫大な投票数を生かしきれなかったが、両アーティストを支えるファンの熱量を見せつける結果といえる。彼ら以外にもノミネート100曲に対してそれぞれのファンが投票を行ったことで、前回を10万票上回る注目度の高いイベントとなった。
昨今では、“ヒット曲不在”、“音楽業界不況”と言われるが、この結果をみれば、多様化する音楽の楽しみ方をユーザーそれぞれのスタンスで親しんでいることが分かり、決して不況とは言い切れないことが分かる。次年度以降も同様のネットイベントを行うかについては未定だが、“みんなで作る”や“総合”をキーワードに、これからも新しいかたちのアワードをビルボードジャパンとして提案していく。
◎【Billboard JAPAN Hot100】トップ20(カッコ内はTwitter、カラオケ順位)
1位「トリセツ」西野カナ(Twitter3位、カラオケ4位 以下同)
2位「ひまわりの約束」秦 基博(5位、3位)
3位「クリスマスソング」back number(9位、1位)
4位「サクラミチ」東方神起(1位、86位)
5位「前のめり」SKE48(2位、92位)
6位「R.Y.U.S.E.I.」三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE(10位、2位)
7位「もしも運命の人がいるのなら」西野カナ(4位、18位)
8位「Darling」西野カナ(7位、10位)
9位「好き」西野カナ(6位、39位)
10位「今、話したい誰かがいる」乃木坂46(8位、29位)
11位「Story」AI(93位、5位)
12位「君がくれた夏」家入レオ(11位、8位)
13位「Unfair World」三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE(46位、6位)
14位「にじいろ」絢香(89位、7位)
15位「Dragon Night」SEKAI NO OWARI(47位、9位)
16位「シュガーソングとビターステップ」UNISON SQUARE GARDEN(17位、14位)
17位「SUN」星野源(37位、12位)
18位「ヒロイン」back number(75位、11位)
19位「千本桜」WhiteFlame feat.初音ミク(98位、13位)
20位「RPG」SEKAI NO OWARI(72位、15位)
(100位までの全順位は下記リンクにて)
http://www.billboard-japan.com/common/special/award/2015/vote.html
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