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2016/01/15 13:32

フランスの国民的歌手アニー・コルディ主演の『愛しき人生のつくり方』が間もなく公開

 フランス映画『Les Souvenirs』が、『愛しき人生のつくりかた』の邦題で1月23日より公開される。 

 本作は、作家ダヴィッド・フェンキノスの同名小説の映画化で、ダヴィッド・フェンキノスが映画の脚本も手がけ、フランスでは半年以上のロングランヒットを遂げた。最愛の夫に先立たれたマドレーヌ、長男のミシェルと妻のナタリー、孫のロマン、パリで暮らす3世代の家族に起きた問題とそれぞれが抱える将来への不安が、時にコミカルに、時にリアルに描かれている。世代ごとに共感できる悩みやそれに対する人々の想いがあり、普遍的な家族愛とは、を気付かせてくれる本作は、観終わってもじんわりと心に温かい余韻が残る作品だ。

 おちゃめで心優しきマドレーヌ役を演じるのは、歌手のアニー・コルディ。86歳の彼女は、コンサートで活動するほか、女優としても『雨の訪問者』や『風にそよぐ草』等への出演経歴を持ち、本作でもエネルギッシュな存在感を放つ。頼りない息子役のミシェルは『仕立て屋の恋』などで知られるミシェル・ブランが務め、妻のナタリー役にはコメディエンヌとして活躍するシャンタル・ロビー、孫のロマンはオーディションで抜擢された新人のマチュー・スピノジが演じる。

 監督は、俳優として『エディット・ピアフから愛の賛歌~』等にも出演し、劇中でもフィリップ役を演じるジャン=ポール・ルーヴ。主題歌は、1942年にシャルル・トレネが作詞、レオ・ショーリアックと共同作曲したスタンダードナンバーで、ナット・キング・コールやフランク・シナトラもカバーした楽曲『Que reste-r-il de nos amours?』で、同曲はフランソワ・トリュフォー監督作『夜霧の恋人たち』の主題歌でもあった。ルーヴ監督は本作でトリュフォー監督への敬意を表し、巨匠へのオマージュとして同曲を使用している。本作は1月23日よりBunkamuraル・シネマほかで全国順次ロードショー。

◎公開情報 『愛しき人生のつくり方』
2016年1月23日(土)Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー
監督・脚本:ジャン=ポール・ルーヴ
原作・共同脚本:ダヴィッド・フェンキノス
出演:アニー・コルディ、ミシェル・ブラン、シャンタル・ロビー、マチュー・スピノジ、ジャン=ポール・ルーヴ
配給:アルバトロス・フィルム
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