2015/12/29
来年1月17日 新木場STUDIO COASTでの過去最大規模ワンマンライブに向け、全国ツアー【“Estrella”Toour 2015】を開催中のEspecia。来るべき大一番に向けてメンバー5人の個別インタビューを当連載ではお届けしていく。第2回は、最年少のムードメーカー 森絵莉加(ちょいワル系)だ。
<そこにいるという状況に……アホだから頭がついていけてない(笑)>
--今回の全国ツアーは、メンバー自ら考えてライブを作っていると伺っています。
森絵莉加:セトリの組み合わせだったり、普段はマネージャーさんやスタッフさんがやってくれていることを自分たちでやったんですけど、大変さがよく分かりました。セトリひとつ取っても地域によってファンの方の特性が違ったりするんですけど、それに合わせて考える。「ここはどんな流れにしたら楽しんでくれるかな?」っていうことをイメージしながら。今回は初めて行くところも多かったので、その都度その都度どうするか考えなきゃいけない訳で、そういったところは今回のツアーで勉強になりました。
--公演ごとにセトリを担当するメンバーを変えていたみたいですが、森絵莉加の出番のときはどんなことを試みたりしました?
森絵莉加:絵莉加はうぇいうぇい系なんで(笑)。
--自他共に認めるうぇいうぇい系(笑)。
森絵莉加:初めから盛り上げて、途中はしっとりさせつつも、最後はさらに盛り上げていくセトリにしたり、自分の性格を反映させた感じでした。おそらく他のメンバーも性格が出ていたと思うんですけど、私は序盤から「ミッドナイトConfusion」で「盛り上がれますかぁぁ!?」みたいな感じで煽りまくったりしてましたね。今まで以上にライブで自分を出せたというか、うぇいうぇいしてました(笑)。その結果、反響もビックリするぐらい良くて。「今日の絵莉加セトリ、やばいで!」ってたくさんのファンの人に言われて、握手会のときとかもめっちゃ褒められて! 自分の手応えとしてもすぐライブが終わったと感じるぐらい、夢中になって楽しめました。
--今回のツアーを通してEspeciaはどんな5人組になっているなと感じました?
森絵莉加:今回のツアーから公演後に毎回反省会をやるようになって「ここはアカンかったな」とか言い合っていて、自分たちの意識をお互いに高め合うことが出来たと思っています。3年以上もずっと一緒にいると「こういう風に言ったらイラっとするかな?」みたいなことも分かるから、妙に気を遣ってしまうこともこれまではあったと思うんですけど、今回はそれがなくなって、反省会の場を設けることによってお互い指摘し合って「ここは直そう」と意識し合うこともできて、スキルアップできる機会を作れたと思ってます。おかげで飛躍的に良くなっているなって。
--3年以上もEspeciaを続けてきた結果、メジャーデビューもして、初の沖縄公演や新木場STUDIO COAST含む大規模なツアーも廻れるようになった訳ですが、そのこと自体にはどんな感慨を?
森絵莉加:何も知らない未知の世界に足を踏み入れたところからスタートして、未だにこうして歌って踊れていることは凄いなって。ただただビックリですよね。ツアーを廻らせてもらっているのもビックリだし、今こうして沖縄にいるのもビックリだし(※このインタビューは沖縄公演のあった12/20に行われた)、新木場STUDIO COASTみたいな大きい会場でみんなの前に立てることも驚きだし、そこに絵莉加がいるという状況に……アホだから頭がついていけてない(笑)。冷静に考えると「なんじゃこりゃ!?」みたいな。まさかビクターさんからメジャーデビューできるとも思ってなかったし、ビックリですよ。
--まだまだ幼かったEspecia結成当時から考えたら凄いことだもんね。
森絵莉加:いろいろやっている中で悩みだって生まれるし、実際に「もう辞めたい」って思ったこともあったけど、あの頃の自分に「続けてて良かった」って言ってあげたいです。
<そういう意味でも中途半端やなって。なんか……ダメですね(笑)>
--共に活動を続けてきたメンバーは自分の中でどんな存在になってるの?
森絵莉加:家族みたいですね。5人姉妹。何でも話せるし、一緒にいるのがあたりまえみたいな感じです
--その5人姉妹の中で自分はどんな存在だなって思います?
森絵莉加:私は自由奔放に生きているほうなので、落ちてるときとかにみんなを「大丈夫! 大丈夫!」って元の状態に戻す感じで、他のメンバーも「ムードメーカー的存在」って言ってくれてます。「絵莉加が落ちてるとみんなも落ちちゃうし、みんなが落ちてても絵莉加が騒いでればみんなも元気になる」って。自分では意識的にそうしようと思っている訳じゃないんですけど……でもこれはEspeciaの中だけじゃなく、どこにいてもそうかもしれないです(笑)。友達の中でもそう言われるし、そういう性格なんでしょうね。
--新木場STUDIO COASTもそうですし、その先もいろんな大きなハードルが待ち構えているとは思うんですけど、その中で自分はどんな役割を担っていけたらいいなと思う?
森絵莉加:どんな役割…………難しいですね。
--ゆっくり考えてくれて構わないですよ。
森絵莉加:…………ずっと考えていることがあるんですけど、絵莉加って中途半端じゃないですか。
--中途半端? どういう意味で?
森絵莉加:歌ももな(脇田もなり)みたいにめっちゃ上手い訳じゃないし、ダンスもぶぅ(三ノ宮ちか)とかちぃ(三瀬ちひろ)みたいに踊れる訳じゃないし、ほんまに中途半端だと自分では思ってて。そこが悩みでもあるんですよ。
--自分も突き抜けたものが何か欲しい?
森絵莉加:うん。それがないなと思って。昨日、ホテルでもなと同じ部屋だったんですけど、絵莉加が「ほんまに絵莉加は中途半端」っていう話を聞いてもらっていたんです。学校も行ってて「両立してる」って客観的に見たら思われるかもしれないけど、絵莉加からしたら学校があるからEspeciaの仕事を休まなきゃいけなくなったり、そういう意味でも中途半端やなって。なんか……ダメですね(笑)!
--いやいや、学校に通ってるからこそEspeciaに生かせるものもあるでしょ?
森絵莉加:それはめっちゃあります! 高1から大人の方と仕事する事が多かったので、友達を「子供やな」って思うことが結構多かったんですよ。でもその友達と仲良くしていられる環境があるから「まだこうやって若くいられるんやな」とは思います。そういう意味ではEspeciaに若さを……もうそんなに若くはないんですけど(笑)。
--いや、若いよ(笑)!
森絵莉加:現代の女子大生のノリとかは盛り込めてるかもしれない。
--それも含めて森絵莉加の個性なんじゃないですか。勢いは誰よりも突き抜けてると思いますよ。
森絵莉加:でもそれだけですよね(笑)。
--いや、その武器は誰もが持ち合わせてるものじゃないですから。
森絵莉加:欲張りなんですよね。何でもやれるようになりたいと思っちゃう。別に1番になろうと思っている訳じゃないんですけど、比較されることって多いじゃないですか。だから歌でもダンスでもちゃんと「ついてきてるな」って思われるぐらい頑張らないと、実力不足だなと思われちゃう。
--その努力はみんな感じてると思いますし、例えば「We are Especia~泣きながらダンシング~」なんて絵莉加のノリがあってこそ成立する曲だと思うし、そこは自信を持って良いんじゃないですか?
森絵莉加:本当ですか? めっちゃそのことで悩みすぎて、清水さん(マネージャー)に「私って必要なんですかね!?」って聞きに行っちゃいました(笑)。そしたら「Especiaは誰が抜けてもダメなんだよ」って言ってくれて。
--自分としてはどんなメンバーになりたいの?
森絵莉加:もっと盛り上げられる存在になりたい。例えば「絵莉加がいるからこの曲は引き立つ」っていう風にも思われたいですし……
--そこは突き詰めていけるんじゃないですか。それこそ森絵莉加の役割だと思うし、グループ全体のスウィッチになれる……
森絵莉加:あ、それがいいです! グループのスウィッチになりたい!
--絵莉加が言ったことにしましょうか(笑)?
森絵莉加:ハハハ!
--そんな発展途上の森絵莉加とEspeciaですが、2016年1月17日に新木場STUDIO COASTでのワンマンライブが控えております。どんなライブを見せたいですか?
森絵莉加:規模が大きすぎて何て言っていいか分からないです(笑)。でも来て後悔させないライブがしたい。今までフルバンドでやってきたライブを上回るフルバンドライブをやって、「Especiaは格好良くてオシャレで凄いな」って思わせたいです。
取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:Jumpei Yamada
◎ライブ【“Estrella”Toour 2015 -VIVA FINAL-】
2016年01月17日(日)新木場STUDIO COAST
OPEN 16:00 / START 17:00
チケット:
After Party付 Ticket(指定席)\10,000
指定席\4,500
立ち見\2,500
イープラス http://eplus.jp
ローソンチケット 0570-084-003 Lコード:77852
チケットぴあ 0570-02-9999 Pコード:279-171
DMM.E http://event.dmm.com/detail?event_id=54305
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