2015/12/29
世界初の360°体感型のバーチャルリアリティMVや、日本初の3Dライブ生中継など常に新しい音楽の聴き方を発表してきた倖田來未。そんな彼女がまた一つ、現代だからこそ成し得る新たな音楽の聴き方を提示した。
12月6日にデビュー15周年を迎えた倖田來未。ライブ会場にて披露された新曲「On And On」は、“人と人との繋がり”や“絆”をテーマに制作された楽曲だという。「15周年を迎えるにあたって、改めて、人との繋がりを強く感じました。支えてくれたファンやスタッフのみなさん、家族や友人がいるからこそ今の私がいる。その繋がりはこれからも大切にしていきたい、そんな想いを込めた曲、それが「On And On」です」
映像制作会社AOI Pro.と今回のミュージックビデオを制作するに当たり課題となったのは、「いかにしてリスナーとのつながりを映像で表現するか?」ということだ。「いつだって一人じゃない」という印象的なフレーズから始まる今回の楽曲。そこでヒントとなったのがテレビ電話だった。どんなに遠く離れていても、テレビ電話を通すとまるで近くに電話の相手がいるかのように感じさせてくれる。その距離の近さ・繋がりをMVで表現できないか。そこから始まった今回のプロジェクト。敢えてスマートフォンの縦長のサイズにこだわり、倖田來未が様々な場面からスマフォをかざし歌い続ける印象的な今回の映像。もちろん、倖田來未が見つめる目線の先にいるのはリスナーのあなただ。
人生の様々なシーンで悩み、時に涙することがきっとあなた自身にもあることだろう。些細なことから恋人と喧嘩してしまったとき。仕事が思うようにいかなかったとき。時には他愛もないひと言があなたの胸をえぐる凶器にもなるだろう。けれども彼女は言う。
君に寄り添い共に怯えて
支えて生きていこう
―On And Onより
どんなに辛く苦しいことがあっても、仲間がいたから乗り越えられた。そして、その壁を乗り越えた先に得た喜びや笑顔は最高のものだった。続いて出てきた彼女の言葉、それは「だからこそ人生は面白い」。様々な経験を経てきたからこそ生み出す言葉に込められた想いを、ストレートに感じることができる新曲「On And On」。現代のコミュニケーションツールに必須となっている“スマートフォン”を活用し、目には見えない人と人とのつながりを巧みに表現した今回のMVを通じて、忙しない日常生活で忘れがちな大切なキモチを、あなたに思い出させてくれるかもしれない。
なお、1月20日に発売となるバラードコレクションアルバム『WINTER of LOVE』には、通常の横型のMVが収録となる。画角や構図の違いが魅せる映像はどちらも楽しめる作品となっているに違いない。まずはスマートフォンで、縦ならではの魅力やこだわりが凝縮されたMVをチェックしてみよう。
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