2015/12/03
2016年春に開局予定のコミュニティFM局“渋谷のラジオ”記者説明会が12月3日、都内スタジオで行われ、谷村新司と野宮真貴が番組のパーソナリティを務めることが発表された。
“渋谷区地域密着と世界最先端の放送局”である“渋谷のラジオ”は、“ダイバーシティ、シブヤシティ”をテーマに、渋谷区から全国、そして世界に向け情報を発信し、世代や性別を超えた、時代の一足先を行くことを目標に掲げている。
当ラジオ局設立のため、現在改装中のスタジオで行われたこの記者会見には“渋谷のラジオ”理事長の箭内道彦の他に、ラジオパーソナリティを務める谷村新司と野宮真貴、渋谷区商店会連合会会長の大西賢治が登場。箭内は、「ラジオの持つ一対一から生まれるものが、今この時代に必要なのではないかと強く思います。また、東日本大震災後、災害FMのみならずラジオの大切さを知りました。ラジオが側にいてくれることの心強さと、果たしてくれる役割は震災後とても大きな存在でした」と、ラジオ設立のきっかけを述べた。
この“渋谷のラジオ”は学校というコンセプトのもと、番組名は全て“渋谷○○部”、話し手達は“センパイ”と呼ばれ、リスナーが様々な“センパイ”の“コウハイ”になることが出来る。そのセンパイの “OSA(長)”を務める谷村は「“皆さん”ではなく、聞いている一人一人に、“君”と呼びかけるように、一対一で、そして耳だけでイマジネーションを膨らませられるようなラジオにしたい。数字や視聴率、聴取率を気にするのはもう要らない。そういうものから解き放たれた、争いのない場で素敵なものがつくれたら最高だと思う」と、ラジオ開局に対する熱い意気込みを語った。
また、90年代に渋谷系ムーブメントを巻き起こし、現在も渋谷系ミュージックで活躍、さらにファッションアイコンとしても知られる野宮は、美化委員として番組内で“美しさ”をテーマにした内容を贈る予定だ。さらに、箭内によると、開局後毎夜7時には野宮が3代目ヴォーカリストを務めたピチカート・ファイヴの「東京は夜の七時」がフルでオンエアされる。
その他に、画家の奈良美智や女優の樹木希林、HKT48メンバーの指原莉乃、さらには渋谷消防団団長や原宿のガレット屋勤務の女性、神宮前2丁目で生活するLGBTの愉快な仲間たちなど、著名人や渋谷区在住のちょっとした有名人が今後出演する予定。内容やその他のセンパイは今後も続々と発表される。また、学校というコンセプトの発起人であり、当ラジオ出資者でもある福山雅治も、何らかの形でラジオに関わっていく可能性も示唆された。
◎「渋谷のラジオ」概要
2016年春開局予定
周波数:87.6MHz
送信範囲:渋谷区全域
インターネット配信、PC・スマホ対応予定
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