8月15日~16日にかけて行われた【SUMMER SONIC】でヘッドライナーを務めた、エド・シモンズとトム・ローランズの2人によるケミカル・ブラザーズ。1995年に結成され、これまで【グラミー賞】を4度受賞、世界売上枚数1,300万枚以上を誇るUKダンス・ミュージック界の雄だ。結成20周年を迎えた今年発表したニュー・アルバム『ボーン・イン・ザ・エコーズ』では6作目の全英1位を記録し、ダンス・アクトとして最多の首位達成記録を樹立した。この記念すべき作品とともに初のサマソニ出演を果たしたケミカル・ブラザーズ(エドが学業に専念していることもあり、新作のツアーはトムのみで行われている)のトムに約3分という短い時間ながらも話を聞くことができた。さらに、トムからケミカル・ブラザーズとシスターズへのビデオ・メッセージも公開。
―今年で結成20周年ということですが、これまでの活動を振り返ってみてハイライトがあれば教えてください。
トム:20年もの間、大好きな音楽を2人で作り続けることができた、ということに限るね。エドとは大学生の時に出会ったんだけど、これまで一緒にずっと頑張ってきて、今もなお大親友なんだ。
―そんなエドは今回のツアーに参加していないですが、ツアー中に彼が恋しく感じる時はありますか?
トム:うん、もちろんだよ(笑)。不思議な感覚だよね。ちょうどさっきメールでやり取りしていたんだけど、日本に来れなくて、とても残念がっていたよ。僕もエドも、日本は大好きな国の一つだから。でも一緒にまた戻ってくるから、心配しなくて大丈夫だよ!
―これまで日本には10回以上来日していますが、日本の好きなところを教えてください。
トム:やっぱり日本の人々だね。たしか1995年に初来日したと思うんだけど…クラブクアトロだったけな~、自分たちがベッドルームで作った音楽を世界の反対側に住む人々が知っているなんて信じられなかった。その時は最高の時間が過ごせたよ。音楽に対する熱意が凄いんだよね。みんな音楽を“聴いて”くれる。他の国だと、単純にノレル音楽っていう風に捉えられているけど、日本では音楽の細部や微妙な変化などにも、ちゃんと気づいてくれる。アーティストとして夢見ることだよね。これまで【FUJI ROCK FESTIVAL】には何度も出演していて、ライブDVDもリリースしてる。そして今回は【SUMMER SONIC】のようなビッグなフェスのヘッドライナーを務めることができて本当に最高さ、クールだとしか言いようがないよ。
―昨日ラーメンを食べに行ったそうですが、好きなラーメンの種類とトッピングを教えてください。
トム:そう!毎回必ず行ってるんだ。塩ベースのスープに、チャーシューとコーンをのせたものだね。これまで来日した時は、どこのラーメン屋がその年の1位なのか誰か必ず教えてくれるんだけど、今年はまだ聞いてないな。今日会場に着く前に東京の街をぶらぶらしていたんだけど、アイスクリームに大蛇の列ができていたよ。まぁ、アイスクリームは僕の好みじゃないけど(笑)。
―因みに、イギリスに居る時によく訪れるラーメン屋さんってあるんですか?
トム:ないよ~。だって味が全然違うもん。ここ数年間で、いくつか良さげなお店ができて、クオリティが徐々に高まっているけれど、本場の味とは比べものならないよ!
なお、ビルボードジャパンのウェブサイトで公開中の【SUMMER SONIC 2015】と 【SONICMANIA 2015】の特集には、ケミカル・ブラザーズのライブ・レポートも掲載されている。
◎トムからケミカル・ブラザーズとシスターズへビデオ・メッセージ
◎リリース情報
『ボーン・イン・ザ・エコーズ』
ケミカル・ブラザーズ
2015/7/17 RELEASE
2,450円(plus tax)