2015/08/25
先月、2ndライブツアー【ハローグッバイ】を終えたばかりの新山詩織。8月21日 由比ヶ浜にある音霊 OTODAMA SEA STUDIO 2015にて、瑞々しいサマーアクトを展開した。
<“想い出はモノクローム”という世界観(フレーズ)によく合う声>
子供から大人へと成長していく過程の中で生まれる苦しみや、日常生活では吐き出せないような想いを歌い、時に感情を剥き出しにして歌う印象も強い新山詩織だが、この日は完全にサマームードの瑞々しいアクトを展開。
夏らしいノースリーブ姿で現れると「皆さん、こんにちは、新山詩織です。今日はたくさんのアーティストさんが出るので、新山詩織のライブを初めて観るぞっていう方もいると思うんで、まずは皆さんが一度は聴いたことがあるはずの夏の名曲をカバーしようかなと思います」と、初めましての人にも楽しんでもらうべく大滝詠一「君は天然色」を弾き語る。爽やかに跳ねるように響き渡るギターと“想い出はモノクローム”という世界観(フレーズ)によく合う声でもって、砂浜で過ごす心地良いひとときを演出していく。
<「どこまでも続いてく 雲ひとつない空」と空を見上げる姿の愛らしさ>
若干19歳の女の子が大滝詠一の世界観を見事に表現してみせる。その驚きも入り混じった拍手に包まれながら、続いては自身の夏に相応しいオリジナルナンバー「sunny day」を披露。学生時代の碧い自身を振り返るように歌いながら「どこまでも続いてく 雲ひとつない空」とライブハウスの外に広がる空を見上げてみせる姿は、何とも愛らしかった。そして「手拍子お願いします!」「もっと出来ますか?」と初々しく観客を煽りながら、これまた青春時代の夏の歌「17歳の夏」を軽快なギターと共に歌い出し、夏の力を借りて前に突き進もうとする健気な想いをまっすぐに届けていく。
<すごく苦手だった夏。でも今年は「本当に幸せな思い出ばっかりでした!」>
「暑いですね。海のライブハウスで言うのも何なんですが、私、すごく夏が苦手で、小ちゃい頃から。でも、デビュー後すぐの「17歳の夏」から今年は19歳の夏を迎えて、今日はここ音霊で歌わせて頂いたり、ライブイベントやライブツアーもあったりと本当に幸せな思い出ばっかりでした! 夏も残り少ないので、今日のこの時間を皆さんと最後まで一緒に楽しめたらいいなと思っています!」と、自身のシングル曲「絶対」「ゆれるユレル」などのキラーチューンをエモーショナルに歌い届け、貴重な海辺でのライブを締め括った。
「ありがとうございました! 12月に私のアーティストデビュー3周年を記念したライブツアーが決まっています。暑い夏に負けないぐらいの素敵な冬を皆さんと過ごせたらいいなと思っています! またライブ会場でお会いしましょう」
取材&テキスト:平賀哲雄
◎ツアー【新山詩織 アーティストデビュー3周年記念ライブツアー】
12月05日(土)仙台/仙台HooK
12月12日(土)札幌/COLONY
12月19日(土)東京/EX THEATER ROPPONGI
12月23日(水・祝)福岡/DRUM SON
12月26日(土)名古屋/ell.FITS ALL
12月27日(日)大阪/umeda AKASO
チケット一般発売:11月14日(土)
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