2015/08/07
ローマ教皇総代理アンジェロ・コマストリ枢機卿より、原爆投下70年に際して広島市長と長崎市長宛ての親書が国際的指揮者として知られる西本智実さんに託された。8月5日、西本さんから広島市役所において松井市長に 親書が手渡された。このヴァチカンからの親書は、広島市長に引き続き、長崎市長へ8月7日に西本さんによって手渡される。
西本智実さんは、2013年より毎年サンピエトロ大聖堂での【ローマ教皇代理ミサ】等と【ヴァチカン国際音楽祭】に招聘されており、ヴァチカン側に長崎における隠れキリシタンの『オラショ(祈り)』も紹介。2014年にはヴァチカンの音楽財団より史上最年少で『名誉賞』が授与されている。
本年10月28日、 サンピエトロ大聖堂における【ローマ教皇代理ミサ】と、10月30日サンパオロ大聖堂における【ヴァチカン国際音楽祭】(ヴェルディ作曲「レクイエム」)が、西本智実指揮イルミナートフィル&イルミナート合唱団により演奏される。このミサと演奏会は原爆被害者追悼に捧げられ、ヴァチカン放送世界約30ヵ国に中継される。
親書への謝意とともに、「音楽を通して、広島の平和への思いを世界中に広めていただけるものと信じています」と松井市長は語った。
この2016年10月のヴァチカン国際音楽祭公演出演を記念した、西本智実さんによる日本国内演奏会は神戸、熊本、東京で開催される。
◎公演情報
ヴァチカン国際音楽祭2015記念演奏会
2015年9月20日(日) ポートピアホール(神戸)
2015年10月9日(土) 熊本県立劇場コンサートホール(熊本)
ヴァチカン国際音楽祭2015記念壮行演奏会
2015年10月21日(水) 東京オペラシティコンサートホール(東京)
◎More Info:www.billboard-cc.com/classics/
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