2012/01/31 00:00
1/28(土)の晩、ニューヨーク・マンハッタンにあるカーネギー・ホールでシンガー・ソングライターのエイミー・マンがコンサートを行った。
かつてマンは、コンサートの曲と曲のあいだでちょっとした喋りを展開することについて、「私には、ちょっと心が落ち着かない仕事」と苦手意識があることを認めていたが、そのためなのか、2006年のホリデー・ツアーの際にはコメディアンのパットン・オズワルドとポール・F・トンプキンズに喋り部分を“外部委託”するという荒業に出たこともある。
そして先週土曜日の行ったコンサートでは、全18曲の演奏の合間にハーモニー豊かな“鳥のさえずり”を取り入れるという、趣向を凝らした展開になった。
3人編成のバック・バンドを従えたマンが聴かせるアダルト・オルタナティヴ・ロックは、カーネギー・ホールの中にある誉れ高いザンケル・ホールの中にナチュラルな響きを放ち、前日にブルックリンのウィリアムズバーグにあるカジュアルなホールで行った“ビールと漂白剤の匂いが漂う”コンサートと比較して、「よりノーマルなライヴに戻るよう、最善を尽くすわ」とジョークを飛ばす一幕も見られた。
演奏内容のほとんどは、1999年の映画『マグノリア』のサウンドトラックから2008年のアルバム『スマイラーズ』のカタログの中から楽曲で、その中でも2002年のバラード曲「リトル・ボムズ」はハイライトとなる1曲で、その素晴らしい歌詞の内容にも観客から大きな拍手が送られていた。
その他、マンがかつてフロント・ウーマンを務めたバンド、ティル・チューズデイの楽曲も複数演奏し、1985年に全米シングル・チャートで最高位8位まで上昇した「ヴォイセス・キャリー」を新たなテイストでパフォーマンスしたほか、1999年のソロ・デビュー作『ホワットエヴァー』からは「7月4日」を演奏した。
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