2013/04/26
ユニバーサル・ミュージックがドキュメンタリー映画の名監督、アシフ・カパディアと組み、エイミー・ワインハウスの人生とキャリアを描いた映画を製作することが明らかになった。
ユニバーサル傘下のフォーカス・フィーチャーズ・インターナショナルは、来月開催される【カンヌ・フィルム・マーケット】で海外のバイヤーに同注目作品を紹介するという。
「これは信じられないほどモダンかつエモーショナルな、時代精神を捕らえるパワーを持った作品で、これまで成し遂げられなかった方法で私たちの世界に光を当てた映画だ」と語るのは、カパディアとプロデューサーのジェームズ・ゲイ=リースだ。
「エイミーは1世代にひとりいるかいないかの才能あふれる人だった。みんなの注目を引き付ける彼女は、曲をハートで書いて歌い、誰もを虜にしてしまった。しかし悲劇的にも、容赦ないメディアからの注目や、交友関係のトラブル、世界的な成功と不安定なライフスタイルにより、彼女は崩れ落ちてしまったようだ。我々の社会は彼女の大きな成功を祝したものの、我々の都合ですぐに彼女の失敗を批判するようになってしまった」と彼らは続けている。
世界中で1200万枚以上のセールスを記録した2006年リリースの2ndアルバム『バック・トゥ・ブラック』で世界的な成功をおさめたワインハウス。2011年にアルコール中毒により他界した。
フォーカス・インターナショナルの共同社長、アリソン・トンプソンは、「アシフとジェームズは、セナの作品(『アイルトン・セナ ~音速の彼方へ』)でも証明したように、人生に感動と考えさせることをもたらす物語を作るのにずば抜けた才能を持っている。彼らのエイミー・ワインハウスのビジョンを見るのが楽しみだ」と話している。
タイトル未定の同作では、カパディアとジェームズ・ゲイ=リースが再びタッグを組む。彼らは、ブラジルのチャンピオン・カーレーサー、アイルトン・セナの人生と死を描いた2010年の受賞映画『アイルトン・セナ-』を共に制作している。
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